ロバート・バーンズの薔薇は
そろそろ、ジェラルド・バトラーさんのカテゴリーをつくるべきか。
バトラーさんが演じる予定のバーンズさんの詩集とその思想や人生について書かれた本をボチボチ読み始めている。(ISBN:4875719108 どこにも売ってなかったのだが、大きめの図書館にあった)
読書は大好きなのだが、あまり詩というものには興味を持ったことが無かったもので…、しかし、色々な本やネットでバーンズさんの強烈な人生を知るにつれすごく興味をそそられまして、今さらながら勉強中。
そもそもスコットランドの魅力的な方言で紡がれているものなので、翻訳されたモノを読んでもその素晴らしさの半分も理解できないものなのかも知れない…、しかし、日々のちょっとした出来ごとに対する煌めきを紡いだかのような言葉には懐かしいデジャブのような感覚に陥らされる。もちろん、私は日本の普通の都会で育っているので、バーンズさんの詩に書かれた世界はまったく未知の世界なわけで、でも、何故かありありとその世界が心に浮かんでくる。
そういえば、今まで私が知っていたバーンズさんの詩といえば唯一「真っ赤な真っ赤なバラ」なのだが、私はそのバラを真紅で花びらが幾重にもなっているハイブリットティーローズのものを想像していたのだ*1…、しかし、ロバート・バーンズさんを知るにつれて、そのバラとは一重の素朴な野生の薔薇だったのかしら…なんてこと思った。自然児のようなバーンズさんが愛を語るのはこっちかな…と。今の時点ではそんなことを思った。またもっと深く知り、深く読むと違うことを思うかもしれない。
- 作者: ロバートバーンズ研究会
- 出版社/メーカー: 国文社
- 発売日: 2002/11
- メディア: 単行本
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ちょっとお値段がはってしまったけどすご〜く満足している。少しづつのんびりと楽しみたい。
ところでバトラーさん、ファントムとして持っていた枝の長〜い真紅の薔薇がとっても似合っていたけど、素のご本人には野生のバラの方が似合うかなと。。
*1:映画のオフィシャルサイトでモチーフになっているのはこっちのタイプのように見えるし、