GPカップ・オブ・ロシア男子シングル(BS1放送)感想メモ

今回は世界チャンピオン2人がそろった大会。当然プルシェンコVSランビエールの煽り。

ショートプログラム

ランビエール

今季のこのプログラムをきちんと観るのは初。何故昨シーズンの衣装を?この音楽とは合ってないよぅ。
ジャンプの出来が悪かったけど、しっかりと4回転入りの構成。そしてキレと勢いのある滑りがさすがチャンピオンっといった感じ。動作の一つ一つとても魅力的、音にのって次の動き次の動きへと見事に繋がって美しい流れが出来上がっている。以前にも書いたことがあるけど、ランビの演技ってディズニーアニメの「ファンタジア」を見ているような感じがして、すっごく好き。

プルシェンコ

なんと「トスカ」これは狙っているというか、なんというか。しかし、そんなツッコミなんかどうでも良くなるような素晴らしい内容。4t-3t、3A、3Lzって男子として最高レベルのジャンプ内容*1。音楽表現やらレベル上げやら…プルさんはそういったことなど超越しているように思える。だってこのショートを観る限りにおいては、他の選手とあまりにも差があるから(ため息)。それにしてもプルがショートをノーミスで滑ったのって随分久しぶりなような気がする。

ジョニー・ウィアー

ありがとうNHKさん!!
ランビとプルの2人がシンプルな衣装だったためでしょうか、ジョニーの衣装がかなりすっごい気合い入った勝負衣装に思えます(笑)。
最初のトリプルアクセルが大きく柔らかーで華麗な着氷。サーキュラーのワンフットでのスイスイ具合がとても美しい。最後のスピンのパートは曲想ととても合っていて、背景に冬の冷たーい湖が見えるような、雪、もしくは羽が舞っているように思えて、ジョニーの作る世界にグッときてしまった。
私はバレエに詳しくないので、いわゆる「瀕死の白鳥」を知らないのですよ、それが幸いなのかな。

フリー

リンデマン

髪の毛を伸ばしたのね、あんまりモンチッチ風ではなくなっているー、でも、あのデコはやっぱりモンチッチ。
プログラムは昨シーズンと同じモノ。4Tはキレイな回転だったのだけど、ランディングが残念。その後のジャンプもほとんど乱れまくり。でも、解説の樋口さんがおっしゃったように、「ソロジャンプのところをコンビネーションの変えて」少しでもポイントをとるという、アスリート魂を発揮。偉い!

ジョニー

目をパチクリさせて登場。
衣装をマイナーチェンジ。金色のラインが無くなって、紫系?なんだかダークなイメージ。
東伏見で見たときよりもずーっとスケールが大きったような印象。ジャンプパート後のムーブインザフィールドが幻想的な雰囲気でステキでした。ジャンプに関してちょっと心配な部分もあるけど、最後までキレよく演じていたので、滑り終わった際のかなりキツそうな息キレギレ「お、お迎えが〜」状態に驚いた。あれはかなり演技中もキツかったのだろうね、そんな表情は一切見せずに華麗な演技と、さすがです。

プルシェンコ

昨シーズンと同じ「ゴッドファーザー」いや、プルさんは音楽なんて何でもイイような、音楽どころが、プログラム構成も何だってイイような。。圧倒的な存在感。ただ、やはりフリーはジャンプミスが多いのが気になる。身体の具合は本当のところはどうなのだろうか。本当に復調してきているのだろうかと、すごく心配。

ランビエール

かなりこのゼブラ衣装を見慣れてきました。ゼブラはイイのだけど、あのオレンジと青の組み合わせがどうも苦手で、あの色合いでクルクルと回られるとゾクゾクっとサブイボっていいうかトリハダが立ったりしていたのよね。やっとこさ、見慣れてきました。
なんでトリプルアクセルがこうも苦手なのだろうかこの人は(泣)続いて4Tのコンビネーションもステップアウトー。ループもキレイな入り方だったのにステップアウトー。あぁグズグズ…って思いきや中盤で華麗に4Tって…凄い子だ。演技全般に勢いがあって、演技自体が音楽を奏でているようで見ごたえたっぷり。
ランビはこれでファイナルの切符をゲット。おめでとう!


ということで、ざーっと見た直後の感想ということで、カンチガイやら色々やらかしてそうですが、その時の自分が感じたことを書いて残しておきたいものでして。。

さすがにこの時期は各選手かなり仕上げてきているようなので、今までの各大会よりもレベルが高かったかと、そして見ごたえもありました。。さ、あとはNHK杯でファイナリストが決まりだね、東京でお目にかかれるのは誰になるでしょうか。。

*1:といっても一時はこれがトップスケーターの標準プログラムだったすっごい時代もありましたがね