ロード世界選手権 『引退』つれづれ

http://www.cyclingnews.com/road/2008/worlds08/?id=results/worlds086
バッラン君がまさかまさかの優勝!!
ふいうちアタックが決まってぎゅーんとのびていくところがめちゃくちゃかっこよかった〜。ちょうどいい感じに日が落ちてきていて…映像的にもとても美しかった。私としてはクネゴが勝つのではないかなぁ…なんて…ちょっぴりいろんな意味*1でドキドキしながら見ていたわけですが。
ベッティーニツァベルおじさんの握手、じーんとしましたね(涙)今の私は特にああいう場面に弱いのよ。

ベッティーニ、お疲れさまでした。彼の最後のレースは、同国の若手ががんばり…新しい世界チャンピオンが誕生することになった。後進に道を譲るという…ベッティーニらしい幕引きだなぁ…って。…なんというか、追走グループで皆さんと握手している姿はあまりにも出来すぎていて、自己演出が上手すぎるようなところも感じるのですが(笑)…そのあたりもふくめて、本当に偉大な選手だと思いました。まさにスター選手だと。最後まで本当にかっこよかった!


偉大なアスリートの引退に、やはりジェフのことに想いをはせてしまう私で、、、
(もちろんプロ競技であるロードレースの選手の引退とアマチュア競技であるフィギュアスケート選手の現役引退を同列には語れないけどね。)
ジェフの現役最後の競技会となったイエテボリのワールド、自分の国内チャンプの座を奪った若きエースのパトリックの面倒を見つつ、世界のトップで戦うこととはどういうことかというお手本を自らで示し、なおかつ最高の演技で最高の結果を手に、それを目の前で見せてやることができた。
上手く言えないのですが、ジェフがかつてのカナダのエース達から受け継いできたカナダのスケートの魂のような物を…パトリックにも伝えることができたのではないかと…。
ジェフの引退の決断は、ワールドのこの素晴らしい結果が直接の引き金になったけど…、でも…やはりジェフが以前にもよく言っていた言葉ではないですが「結果よりも過程」……この過程があるからこそこのゴールに辿りついた……ということなのかもしれなぁって。彼は自分の役目をせいっぱい果たし、この結果に至るまでの過程を存分に"楽しみ"、その全てを、ショートとフリー、二つの完璧な演技に昇華することができた。だから…満足して笑顔で去っていくことができた。
ちょっと出来過ぎなくらい…美しい幕引きだったなぁ。


ジェフ引退のアナウンスがあって以降、きちんとしたエントリーではジェフの引退に関しての思いどうしても書くことができずにいて、これからもたぶんあえて書くことはないかもしれませんが*2、またこんな感じに、別のことがらから想いをはせたこととして、こうしてぽつぽつと断片的に書き残していくかもしれません。

*1:……未だに残っているクネゴアレルギー(笑)

*2:…コメント欄でコメント下さった方々とのやりとりではなぜだかぽつぽつと書けるのだけどね