ナショナルあれこれ

わーわーわー。と。SOIジャパンの余韻とその後に襲ってくる脱力というか寂しさやら、カナダナショナルの結果とか、昨日のユーロの男子SPとか…なんだか頭の中がすさまじいカオス。おいおいSOIレポというか雑感を書いていきますが。
まず、とりあえずテキトーにまとめというか…カナダナショナル雑感メモ。

カナダナショナルの男子の結果

http://www.skatecanada.ca/en/events_results/events/cdns09/results/results.cfm?strcat=Senior&strdisp=Men&strlang=E
ということでパトリックがぶっちぎりで連覇。ジェフが引退し…強力なライバルがいない状況だったとはいえ、それゆえに違う形の大きなプレッシャーがあったことだろうと思う。このナショナルは本当に自分自身との闘いだったろうと思います。打ち勝つことができたね!おめでとう!!!
しかしあいかわらずすっごいスピードだ(驚)凄いわ。これは生で見ておきたかったわ。
今回はついに二つ目のアクセルを、しかもセカンドに2Tをつけておりることができました〜!初めてのことですよ〜。パトリックはナショナルタイトルにグランプリ3勝にファイナル出場2回という素晴らしい結果を出してきているが、現実はまだまだ期待値大きすぎの感のある…単独のトリプルアクセル1回がやっという選手だったのだから。*1これで彼もようやく世界のトップの入り口で戦える技が揃ってきたのではないかしら。プレッシャーのかかる場所で今まで降りたことのない二つ目を降りたという経験は大きな財産だと思う。次は4CCだ!GO Patrick GO!

嬉しかったことは、遅咲きのヴォーン君がついにワールドの切符を掴んだこと!あのフェンスをとびこえてしまうのではないかというほどの高いトリプルアクセル、炸裂しましたね〜!かっこよかった〜!
あと、見事に3枠目を掴んだジェレミー・テンくん、今季はサマースケートから勢いがありましたからね。去年とは見違えるような…インパクトある…前進あるのみ〜って勢いを感じる演技でしたわ。ジョーイと争って手にしたスケートカナダ、ジェフの引退によって手にした中国杯、世界で戦うチャンスを最大限生かし、貴重な経験を積んだおかげで、良い評価を勝ち取ることができたのではないでしょうか。おめでとう〜!4CCは地元だね、黄色い歓声を力に変えて、がんばれ〜!

ジョーイもすごーくがんばりました〜。(フリーの衣装がなかなか素敵だったわ!)トリプルアクセルもこけなかったし認定はされているし。後半はダブル連発してしまったけど(汗)フリーの振付けはウィルソン先生でなく、セバスチャン・ブリッテン氏*2なのですね。へぇ〜。後半がちょっと一本調子な感じがするかな。でも、最後まで気合いのはいった良い演技でしたね。ジョーイ君もできることはせいっぱいやった…というようないい笑顔を見せてましたね。
あともう一つ上の順位だとナショナルチーム入りはかたかったのですが、6位、うーん、どうなんだろう、入れてやってください!!!

フェドールがねぇ(涙)…ショートもあちゃ〜でフリーは最初のアクセル二つが華麗にすっぽぬけまくりという(汗)でも、後半はすばらしく立て直しましたね。とても良い演技でしたわ。この結果を振付師としてジェフはどう思ってらっしゃるでしょうか。
私、ジェフの"Eclogue"にはこの作品を競技で見たかったとか…そういうことは全く感じないのですが、でも、なぜかこのフェドールのナショナルの演技を見ているとね、頭の中ではどうしてもジェフが滑り出してしまってね、ジェフだったら…と、そっちの方に繋がってしまうわ。ジェフがこれほど有名な旋律のプログラムで闘うことはしないだろうと…とわかっているのだけど、でも、なぜかフェドールのこのプログラムを見ているとね、フェドールの動きにジェフが世界のトップグループのスケーターへと駆上がっていった頃*3の頃の滑りを重ねて、ジェフだったらと…そう思いながら見てしまう。フェドール、本当にすまん!とても素敵な演技でフェドールの味になっていると思うのよ…

それにしても…これほどまでご本人を思い出させる振付けをしてしまう振付師さん、…ここでも偉大な先輩カートの後継ぎか。

ショーンとレイノルズ君のはまだ見ていない(涙)特にショーン、この世代が若手においこされていくのは…しくしく。

カナダ ワールドチーム 4CCチーム発表

http://www.skatecanada.ca/en/news_views/press_room/news_releases/2008/jan20-09.cfm

おっとジュニアには今年もアフロ君とあとAndrei Rogozine君だ!やった〜!
あれ?でもレイノルズ君はジュニアへの派遣もナシなのね…。

*1:もちろん、フィギュアスケートは総合力を競うものなので…彼の今までの結果がフロックだとか言いたいわけではではないのよ。彼の演技には他にはない強烈な輝きがあると思う。でも、ジャンプの成否とプログラム全体のバランスも大事だと思うの

*2:現役時代、ウィルソン先生が振付けをされていました。ジェフはこのブリッテン氏の演技を見てウィルソン先生に振付けを依頼するようになったわけです

*3:代表落ちから立ち上がり、上へ上へと…トップを争う選手へ、トリノの表彰台まで駆上がっていったあのころのジェフを。私の中では、トリノからイエテボリまではスケート道の悟りの境地に辿り着くまでのジェフの姿なので、またちょっと違うの。←なんだそりゃ…ですな(汗)。まぁあくまでも私の心の中のことなので