European Championships Men (Jsports1放送)

気になる選手のみしか書けないけど…。

ロシア第三の男たち

アンドレイ・レージンさん
初めてその演技を観ることができたよ〜。しかし杉田さんにかなり厳しいことをクドクドと…。でも、やっと23才にして初のメジャー大会に出ることができたのだから…、良かったね。…ってどんな演技をしていたか、印象に残ってない…、でもそんな悪く言われる程じゃなかったような…。
イスラエルのロマン・セロフさん
かつてのロシア第三の男、久しぶりだ。なんかずいぶんと老けたような…、杉田さんがアプトに似ているなんていうけど…どこがよ〜?って突っ込みたくなったけど…、うん、言われてみると確かに滑りが似ているように思えた。。

スイスのJamal OTHMAN

女性的な細いイメージの演技が印象的だ。顔は男性的なイメージだし背も高いのに、なぜか女の子のような…不思議な感じだ。世界ジュニアにエントリーされているようなので期待。

フレデリック・ダンビエ

ショートではせっかく4サルを決めたのに…。あとから崩れまくりとは。。。しかし、この Carmina Burana を使ったズーリン作のプログラム、なかなかかっこ良い。

ブライアン・ジュベール

ショートもフリー両方とも、ステップの動きがあまり良くないように思える、しかしジャンプは高くランディングも美しく、スピンも丁寧でとても良かった。ショートはプログラム自体がどうも…ピンとこない…。ウルマノフ様はフリーに対して厳しいことをおっしゃっていたようだけど、私はフリーよりショートの方がちょっとイマイチな気がしたなぁ…。。フリーはかなり手直しされていたようで、グランプリの頃よりずーっと見ごたえのあるものになっていた。音楽の編集しだいでこうも印象がかわるものなのか…。今回のジュベールは勝ちたいという思いと集中力が他の上位選手よりもずーっと勝っているように思えた。本当にひたむきに滑っているのがよく伝わってくる、そういった点でも自分自身を表現することに成功しているように思う。このあたりが高い得点に繋がっているのかな。

ステファン・ランビエール

ショートは最初のトリプルアクセルをシングルにしてしまうという痛恨のミスをしてしまったけど、でも素晴らしい出来だったと思う。特にサーペンタインステップから最後のスピンまでの動きは見ごたえたっぷり。音と動きが素晴らしく調和してまるでディズニーのアニメ「ファンタジア」を見ているようだったよ。フリーは悪くは無いけども、始まり方の動きがショートと似ていることもあり印象が薄い。特に後半がグズグズになってしまったのもあって盛り上がりに欠けてしまったかな…、ジャンプが決まれば随分と違う印象をもったのだと思うけけど。ただ、昨シーズンまでのランビエールはどちらかと言えばリズムに乗るのが得意なタイプで情感豊かにメロディーに乗るってタイプでは無かったと思う、でも今回はメロディー表現に挑んでいるのではないかしら…、なんてことを思いました。がんばれ。

アンドレイ・グリアツェフ

SPはまず、なんだその衣装は…ってツッコミを…。ま、それなりに似合っているので良いか。慎重に3-3、そして高く迫力のあるトリプルアクセル、スピンも身体の柔らかさを生かしてとっても滑らか…。しかし全体的にスピードが無い…。使われている音楽が私にとってかなり違和感のある編集*1をされている所為もあってか全体的に散漫な印象を受けてしまう…。始まりから終わりまで一つの流れになっていないという感じ。でも、まずは一つ一つのエレメンツをミスなくやり遂げることが大事だよね、そういう点で本当に良く出来ていたのだと思う。フリーは良い出来だったと思う。4回転を初めて決めたってこともあるけど、スピードもショートよりも出ていたし、音楽にのって良く動いていた。ちょっとタイミングがあわずにルッツがダブルに、フリップがすっぽ抜けたのはもったい無かったけど、きちんと3-3を入れたし、レベルの高いステップをきっちりとこなせていた。プログラムをきちんと演じているとはまだ言い難いように思えるけど、今の時点での課題を一生懸命こなし、最後まできちんとやり遂げたという感じがとても微笑ましい。私的にすごく好みの選手で期待しているので…。

ケビン・バンデルペレン

ジャンプの回転がとってもキレイだね。くる、くる、くる、ってきっちりと回転してから着氷するのよね。ところでショートの衣装はなんで出口なのかしら…あの曲になんか関係あったっけ?

エフゲニー・プルシェンコ

クリーンプログラムを滑れずに苦労しているように思える。ジャンプが以前ほど美しくなくなってしまっているし、どこか元気がないような…、ファイナルではどこかうっぷんをはらすかのような弾けっぷりだったのだけども…。やっぱり脚の具合がかなり悪いのではないかしら…。モスクワで優勝し、なおかつあのジンクスを破ってもらいたいのですが…。心配だわ。

ステファン・リンデマン

やるね…モンチッチ!フリーで決めた4-3はシャープで高さもあり、とってもかっこ良かった。このフリープログラムはスケアメで見たときは全然ピンとこなかったけど、不思議な味があってとってもいい。リンデマンならではの個性のある動きがとてもいい、足もとのシャープさがなにやら可愛い容貌と妙にマッチしております。ランビエールとの勝敗をわけたと言っていい最後の3トウはやはり苦労人ならではの底力のあらわれだと思う。

そのうちにビデオを見直して気が付いたことなどもまた書いていこうと思うけど、とりあえず今の時点での感想。。

*1:プラトフとウソワがプロで滑っていたときの編集に似ている気がする、プラトフの趣味が反映されているのかしら…。