US National Men FP (スポアイESPN放送)

マイケル・ワイスは元気が無かったなぁ。この曲ってスケートで演じるのがかなり難しそうだわね、音楽に振り回されてしまってワイス本来のパワーと良さが失われてしまうような気がしてしまうのよ。といっても、調子がよければ音楽に飲みこまれずに「らしく」演じることが出来るものなのかもしれない…。サボイは後半にジャンプがきちんと入らなかったことでなんとなく物足りないような印象に、でもとってもキレイな演技で素敵だったよ。ゲーブルはやっぱりジャンプがキレイだわね〜、助走が短くいきなりポンって跳んでくるくるくるくる〜って凄いスピードで回転するところを見てると気持がいい。そして、ジョニー・ウィアーなのですが…、改めて素晴らしい選手だなぁと。リンクの中央に立ち、音楽が始まると一瞬で別の世界に入り、リンクの空気がパッって変わる、ものすごい集中力にまず驚かされてしまう。ジャンプは勢いよく踏み切り柔らかく降りる。スピンはとても滑らかに、身体の動きも柔らかく滑らか…。特に中盤のループからサルコウまでの流れの中に「カッ」って感じで入るイーグルのポーズがかなりツボで気に入ってます。
ライサチェクはいつものことながらのノビノビがとっても良いと思う。力いっぱい表現しているという感じの演技が本当にかわいらしい。あの長身、手足の長さ、演技の大きさ…、ゼッタイに大物になると思うよ。

しかし、ジョニーって感情がはっきり表に出るタイプなのかしら?満足な出来のときにははっきりと嬉しそうな表情をしているし、自身が満足してないときは会場がどれほど拍手をしていてもなんとなく不服そうな表情をしているように思えるのよね。今回のフリーでは会心の笑顔を見せていたのが印象的でした。