ジェラルド・バトラーさんのロバート・バーンズ

バトラーさんが現在取りかかっている新作「Burns」はスコットランドで知らない人は皆無というほど有名な詩人「ロバート・バーンズ」を描いた作品*1
ロバート・バーンズさんは「酒と女を愛した、飾らない言葉の詩、生涯百姓」という方らしいのだが、最近読んだ「スコットランド物語」という本にちょっと面白いことが書いてあった。「バーンズ」という姓の由来についてである。スコットランドの低地地方の庶民のヒーローであるバーンズさんは実は高地地方の金持ち有力者一族の血を引いており、根っからの百姓一族ではなかったらしいとのことに触れられてた。そのことの信憑性については私は、ロバート・バーンズの人物像を詳しくというか全く知らないし、この作者さんについてもどのような方なのかわからないのでどうとも判断できないし、またスコットランドという国について本で読んだ知識しかないので、低地地方と高地地方の意識の違いなどはちょっとピンとこないので、「へぇ〜」としか思えないのですが…。
しかし、単純にミーハーな観点の私としましては、バトラーさんの妙に田舎っぽい雰囲気と妙に上品な表情がこのバーンズさんにぴったりハマるような気がしてまいりました。

ところで、この「スコットランド物語」は歴史を楽しい読みもモノとして、スコットランドへ愛情たっぷりに書かれた本なのだが、同じ歴史上のエピソードも「とびきり哀しいスコットランド史」という本で読むと全く違うお話になっているのが面白い。書き手によってこうも違うものなのかね(笑)

スコットランド物語

スコットランド物語

とびきり哀しいスコットランド史 (ちくま文庫)

とびきり哀しいスコットランド史 (ちくま文庫)

*1:もちろん、バトラーさんがバーンズ本人を演じる