行ってきましたシアター・オン・アイス

最終公演に行ってきました。有明コロシアム、、すっごい人人人でしたね。
それにしても貧相なリンクでしたわ。狭い、スポンサー看板が汚らしい!もうちょっと美観を考慮してくれよ〜。今まで見てきたアイスショーも勿論スポンサー広告は入ってましたが、でも、これほど汚らしくなかったと思うけどなぁ。演技中にもかかわらず眩しく輝く「ニチレイ」看板・・・酷いよ。

でも、出演者達の演技はとても素晴らしかった。ノービスの子供達の演技に関しては・・・「アイスショー」としてお金をとれる演目だとはとうてい思えないのだけども、でも、フィギュアスケートのマニアックなファンにとってはとても楽しめる演技でした。先が楽しみな選手だわ。
スルヤ・ボナリーやらヴィクトール・ペトレンコと懐かしい選手達、ボナリーは現役時代とあまり変わってない外見・・・あいかわらずパワフル!ペトレンコはお腹がかなりヤバイ感じになっていたけども、キレイな動きでしたわ。スピンをしている姿に現役の頃の面影がよみがえってなんとも懐かしい気分でした。ISUのテクニカルスペシャリストの仕事をしつつプロ活動もがんばる・・・とても素敵な人だ。
日本選手は渡辺・木戸組・・・とても味のあるペアになったよね。努力に努力を重ねてここまで見せれるアイスダンサーになったんだなぁと・・感心してしまった。安藤美姫はアダっぽい雰囲気がとてもかわいい演技を見せてくれました。この路線の方は美姫ちゃんに合っていると思う。高橋大輔は情感たっぷりの味わいスケートを見せてくれた、、この演技をなぜオリンピックでできなかったの〜(泣)
そして、プロデビューとなった本田武史、、ぎゃ、もうちょっと身体を絞りなさい〜!!でも、本田くんには煌めきがあるのよね。あの堂々としたイーグル、高いバレエジャンプに惚れ惚れしました。本田くんの引退セレモニーとしてペトレンコからお花が渡されておりました。ペトレンコと本田君、、かつてのコーチのズミエフスカヤ繋がりだね。・・・あのままズミエフスカヤのところにいたら、、本田君はどういう選手になっていたのだろうなぁと・・・。ダグ・リーのもとで世界選の銅メダルを二つという大きな花をさかせることが出来たけども・・・あの凄かった四回転時代そして新採点時代への流れに振り回されてしまったようにも思われる本田くん・・・。なにやら感慨深いものがありました。
プルシェンコトットミアニーナ/マリニンはプーチン大統領との会見があるとかで至急帰国しなくてはならなくなったとかいうことで、早々と登場。貫禄の演技でした。が、なんか寂しい。
グルシナ/ゴンチャロフはマキシム・ロドリゲスとのコラボでとても豪華な感じでしたわ。今までこの二人に対して「華やか」というイメージはもってなかったけども、いやいやメダリストの風格が出て来たのかな、かなりゴージャスな雰囲気になっておりました。
プロとしての貫禄を見せてくれたのはアニシナ/ペイゼラでした。アニシナがかなりふくよかになってましたが、、持っている雰囲気がとても美しく、ペイゼラもめちゃくちゃかっこよく、惚れ惚れ。この二人を見ているとつくづくリンクの上は「舞台」って感じがするのよね。
そして、会場の皆さんの目当ての荒川静香、す、素晴らしかった。今一番輝いている人だわ。
あと、プラフープの彼女やらアクロバットペアの演技やら、コミカルなフィナーレと、ショーだからこその楽しさでしたわ。。

このショーの構成は・・・・マキシム・ロドリゲスの歌と女性群舞系という組み合わせ・・・フィリップ・キャンデロロのショーを思い出すね。。あぁ、いっそのことロロにも来てもらいたかったな。

アイスショーって・・・なかなか難しいものだね。私はフィギュアスケートという競技のファンだから、競技で闘っている選手達の余興としてのショーを楽しめるけども、でも、・・観客からお金をとる独立した「ショー」としては・・・どうなんでしょうね。

と、ワリと文句の多い感想になってしまったけども、五輪の興奮冷めぬなか・・・とても楽しかったです。