トリノ五輪男子SP・・・振り返り(1)グループ1

明後日から今シーズンのシメの世界選手権が始まってしまうし、すでに、本格的ロードシーズンも始まってしまったます。フィギュア関連の感想メモの続きがいくつも放置されております。今のうちに振り返っておかなければそのまま来シーズンに突入になってしまいそうだ・・・。全ては無理だろうけども、なんとか男子だけはきちんと全ての選手の感想を残して置きたいと考えているのだけども・・・。
すでに「あれから一月たってからの感想」になってしまいますね。時間が立つとまた違うことを感じてしまうものだから・・・。たぶん、半年後に振り返るとまた違うことを感じるのだろうね。

ということで・・一月後の振り返りの感想メモを・・・。
・・・長いので

高橋大輔(73.77/5位)

・Tango de Roxane from Moulin Rouge soundtrack
くじ運の悪さ発揮の1番滑走。すっごく緊張しているようで、最初の3F-3Tを踏ん張り気味の着氷、3Aは踏ん張りきれずに乱れてしまうが、他はスピンもステップも丁寧で良い演技。それにしても同じ年頃の選手と比べて大ちゃんがいかに高いレベルで争っているか。素晴らしいことだと思う。

エフゲニー・プルシェンコ(90.66/1位)

・Tosca by Giacomo Puccini
これは何度見ても「凄い」って感想のみ。演技ってよりもプルさんの存在が。あと、SPで90.66って・・・そんなすごい点数が存在するとは。これから先、この点数を超える選手はあらわれるのでしょうかね。

ショーン・ソーヤー(67.20/12位)

・Libertango by Astor Piazzolla
ここでカナダの旗をふっているジェフファミリー応援団の姿が映りましたね。

昨シーズンから引き続きのプログラム。
男版コーエンといった感じの身体の柔らかさで、、見せる力も強い。
ステップーバレエジャンプーステップートリプルループのところがキレイな流れがあってとても好きだな。・・・なんで「ここでループ?」って疑問というかツッコミはおいておきますが。以前にJスポでの放送の解説で杉田氏が「カナダ選手は子供の頃からノビノビと自分独自のポジションで滑る・・・だからそれぞれ個性的」だとかなんとかおっしゃていたことを思い出しました。
それにしても、、期待のジュニア〜だけども結果が出ない〜だったソーヤーがやっとこさ世界の舞台に立つことが出来てよかったよかった。

チェンジャン・リー(60.23/21位)

・Liebestraum by Franz Liszt
ジャンプが〜(泣)そういえばチェンジャンもステップからのループなのね・・これって昔からだったかしら?
でも、このプログラムはとてもステキだった。意欲作だよ。純朴そうなチェンジャンの踊る「愛の夢」・・・ちょっと切ない感じがしてきて・・良かったよ。ソルトレイクの最終グループの選手で今でも現役でトリノにやってきたのはプルさんとチェンジャンだけなんだよね。今シーズン途中で怪我をしてしまい、もうここまで来られないかと思われたチェンジャン・・・大健闘だよ。

ジェフリー・バトル(73.29/6位)

・Sing, Sing, Sing by Louis Prima
これ、最終的な結果をわかっている今だからのほほ〜んと見ることが出来るような・・・。たとえフリーで良い演技をしたとしても、メダルを取れなかったとしたらならば、このSPを見直すのはちょっと辛かっただろうな。演技自体を見ることに関しては、トリプルアクセルのスッテーンとルッツのお手付きという内容で、まぁジェフのこういう場面はしょっちゅう見てきたわけなので、それほどキツくないのよ(苦笑)見ていてツライのが「Sorry」と口を動かしているように見えるあのキスクラなのよね・・。これは「今」だからこそ「しょげている姿」が可愛いとか思えるけども、リアルタイムではね・・・ジェフの年齢的にもメダル候補として闘える最初で最後の舞台だったろうから・・・あの落胆っぷりはとても辛かったよ。
それにしても、他のライバル選手も同じように失敗したのでかろうじてフリー最終グループにひっかかったけどもね、この時点ではもうメダルは絶望的だと思ったよ。ただ、WFSの五十嵐さんの記事にもあったように、、同じミスでも「どういうミスだったのか」ってすっごく重要なのね。ダメージ最小限にとどめたジェフに拍手。

イワン・ディネフ(63.64/15位)

・Typewriter
昨シーズンから引き続きのプログラム。
この曲は以前にヤグディンがクリスマスのショーで滑ったことがありましたね。お茶目で軽快な演技でとてもステキだったわね〜と、ついヤグの演技が頭に再現されれてしまうのだけども、、ディネフのもそれなりにステキなプログラム・・・って思ったのだけども、、これモロゾフ作なのね(苦笑)・・・ヤグのはタラソワ作でしたが。・・・最近というか、モロゾフ氏は音楽の使い回しが多すぎるうような・・・彼の引き出しには新鮮さを感じ無くなっている私です。
それにしても、ディネフはもう年か・・・いつも終盤になるとスタミナ切れのような演技になることが多いのが残念だね。

とりあえずここまで・・・そのうちにグループ2を。。。