世界選手権(2)男子雑感

男子終了

フジで放送は録画してありますが、まだ見ておりません。なんとなくね。Jスポの放送待ちでもいいかなぁと思ったりも・・・。SPの放送を見て不快なことが多かったからね。本田くんの解説は悪くないのだけども・・・。
フリーの結果→http://www.isufs.org/results/wc2006/SEG004.HTM
総合順位→http://www.isufs.org/results/wc2006/CAT001RS.HTM
なんとなんとステファン・ランビエールが2連覇と、内容も素晴らしかったようで、、す、凄い。今の男子の有力選手はプルシェンコ以外はみなある程度は団子状態だと思いつつも、やはりランビはその群れからとび抜てしまっているということがここでもはっきりと。まだ20歳で、2連覇とな、ヤグディンと同じか。
2位はブライアン・ジュベールと、これは大拍手。昨年とそしてあのオリンピックの見事なリベンジの成功。パーフェクトで滑ったけどもパーフェクトランビの下で2位という結果にはフクザツな思いもあるだろうけども、でも、見事な復活、本来の場所へ帰ってきたという感じかな。ほんと、この内容がいつでも出来るならばと・・。
3位はなんとなんとエヴァン・ライサチェク、ひゃーこちらも2年連続の銅メダルだ。凄い。オリンピックでも4位だったし、本当にすばらしい選手だ。本当に強い。しかも、クワドを初めて入れてきたうえでのこの結果だから。来シーズンは本格的にチャンピオン争いに参戦だろうね。
と、おめでとうな皆さんでした。
で、ジェフリー・バトル君はね、予想していた通りの結果に(苦笑)私はこの世界選のジェフにはまったく期待していなかった。五輪フリー、神様によって怪力がよみがえったサムソンは神殿を崩壊させその下敷となって死んでしまった。。。
とにかくおつかれさまでした。
新しくフィギュアスケートのファンになられた方からするとジェフのこの順位と内容に「他のオリンピックに出ている選手達は皆しっかりと健闘したのに、銅メダリストがこれとは情けない」って思うかな?ずーっと続いたジェフの表彰台に批判的だった人達は「それみたことか、ラッキーはそんなに続かない、いい気味」とか思うのかな。最近になってジェフを知った方からすると・・・「この悔しさを生かして、来シーズンさらなる成長を期待!」って思うのかな。・・・でも、昔からジェフを見て来たファンからすると・・・「ここまで本当によくがんばったよね」と、今はただそれだけを思われる方が多いのではないでしょうか。
ジェフはシニアに上がって2年目から四回転にトライし続けて、降りたのはたったの一度だけ、トリプルアクセルを2回入れるのだって危なっかしい、ルッツだって危なっかしい・・・っていうか全てのジャンプが危なっかしいよ。・・・険しい山を細い細い糸を手繰りながら登るかのような状態でオリンピックの表彰台へ辿り着いたのだから・・・。そのジェフにさらにこっちの峠まで渡って来いというのは酷だろうと。
ここしばらく新採点対策の影響で4回転ジャンパーの失速が続き、このまま時代は4回転が「幻の技」の時代へ戻ってしまうのかと思われたけど、でも、やはり選手は努力し一つでも上を目指すもので、また再び四回転時代が戻ってきたような気がする。
ジェフはこの採点方式の過渡期だったからこそ大きく咲いた花なのもしれないけど、でも、例えジェフが4回転時代の影でひっそりと咲く小さな花のままであったとしても、私は同じように「美しい」と感じだろうなぁと思う。
ぎゃ、なんだか感傷的になってしまった。
今はただおつかれさまと、そしてゆっくりと休養を。またジェフが元気な笑顔を見せてくれるのを楽しみにしております。健気な笑顔ではなくって、、本当の、五輪で見せたような笑顔を。

バンクーバーまでの4年の始まりにふさわしいこの大会だったけども、この大会のことをバンクーバー後にどのように思い出すのだろうね、その時が待ち遠しいな。


他の選手達についてもまた後ほど〜。