行ってきましたDOI最終日(2)

後半
中野友加里ちゃんは「sayuri」のサントラから、傘をもっての演技を披露、これ、彼女にとっても似合いますね、ちょっぴり姿勢にクセのあるところがかえって味になるというか、とてもエキゾチックな雰囲気に仕上がっていました。しかし、昨シーズンの活躍で一皮剥けたとういか、自信が出てきたというか、独得のオーラを放つようになっていて…驚かされました。
織田信成は今季の新SP「fly me to the moon」と、いかにもデビッド・ウィルソンが好きそうなアレンジです…が、しかし、これはかなり難しいものを持ってきましたね。音が少なく、リズムで滑り、愛嬌いっぱいに、なおかつ粋な雰囲気を出すというのは…これを現在の織田君がモノにするのはとても大変なことでしょう。正直言って今の時点では…何をやりたいのだかさっぱりわからん…といった感じの演技でした。昨シーズンのSPのように子供っぽさをウリには出来ないプログラムだと思います…これからどれだけ仕上げられるのか…期待します。それにしてもスピンがめちゃくちゃ上手くなっていましたね。
ジョニー・ウィアー、もう登場した時からすごい黄色い歓声。照明が付く前に暗闇でジャンプのウォームアップと、そして中央へ。マイウェイです。ジョニーは外見のイメージと違ってかなり骨太な演技をしますね、スケールが大きい。腕を一つ動かすのにも、その空間に情感がある。シンプルな動きであればあるほど美しさがとても光るね。それにしても、すごい歓声で…遠い昔の80'Sのバンドのライブに行ったときのことを思い出しました。演技中に「キャーッ!ジョニーッ!」と歓声。…今までヤグやアプトでも、客を煽ったとき以外では演技中にそんな黄色い歓声があがった記憶が無いので…今回のジョニーの人気っぷりはとても衝撃的でした。
シェン/ツァオ、素敵だった。伸びやかでしっとりと、そしてツイストやスローは高く迫力がありました。ツァオさん、かっこ良かった。ちょっと惚れた。
高橋大輔、お馴染みになりつつある、ボーカル入り「ロクサーヌのタンゴ」。黒のシースルーに赤パン…強烈。色を上下で逆にした方が良いような気がしますが(笑)いや、今回もすばらしい迫力でした。ジャンプも奇麗に降りていました。なによりもスピードが凄いです。ステップもJOガラの時よりもずーっとキレがあるように見えました。ただね、これ、やっぱりボーカル無しの方がいいんじゃないかしら。演技も迫力、ボーカルも迫力で…大ちゃんは決してボーカルに負けてはいないのだけども…でも、勝っているワケではなく、ならばいっそボーカル無しの方が…って思ってしまうのですが、どうなんでしょ。でも、これもまた勉強ってことで良いのか。うん。
村主章枝、椅子を使ってのカルメン。常に常に新しいものを開拓しようとがんばるところがとても素敵だ。しかし、最近の彼女は新路線開拓に走り過ぎのような感じもしないでもないかな…。もちろんそういう村主さんが大好きですが。でも、たまには彼女のお得意の癒しの演技を見せてもらいたいような思いもあります。もちろん、今回の演技も素晴らしかったです、が、伸びやかに滑る村主さんも大好きなのよ〜。
ステファン・ランビエール、期待の「Fix You」です。白い仮面を被って登場。何故この曲でこの仮面なんだか…あの「四季」の「しまうま衣装」にもとても詩的な理由があった彼のことなので、なんだかの理由があるのでしょう。いつかその理由が明らかになることを期待しています。で、衣装はボトムはいつものようにもんぺパンツ、トップスは白の繊細そうな素材のカシュクール失礼、記憶違い。ネットで記事をあさったら、どうやらベージュにゆったりやわらかシャツだったらしい。なんか可愛いです。最初は仮面を付けたまま滑るのですが…後ろから見ると、頭に仮面を付けルためのゴムが見えていて…なんとなく縁日のお面を思い出してしまう私…そのまま手に水ヨーヨーを持たせたい…そんな変なことを思ってごめんよ、ランビ。しかし、仮面を付けて滑ることによって独得の不思議な空間が出きあがるというか、まるで今までのリンクとは全然違う場所に見えてしまう、「ここは舞台です!」な感じになるというのが面白い。照明の色は紫がベースで幻想的でした。途中で仮面をとってお客さんの足元にそっと置き、ニコっと微笑む…めちゃくちゃかわいいじゃないか!!で、くるくるくるくるスピンをまわりまくり。なんとも独得の表現を持っているというか、柔らかく予測不能なしなやか曲線といった感じか。圧巻でした。
曲の編集がジェフが06カナダナショナルエキシで滑ったものとほぼ同じような感じですね、中間のギターソロの部分がランビの方がちょっと長めかな?同じ曲でも滑る人が違うと全然違うものになるね、ジェフはとても男っぽい躍動感と哀愁のある雰囲気の演技だったのに対し、ランビのは甘くフェミニンで叙情的な演技に思えました。そうそう、滑り終って挨拶をした後も、観客の拍手に答えるかのように、アンコールのように、手拍子にのってかるく滑ってスピンを披露してくれました。感激。
さて、トリは荒川さんです。金色の衣装で「アベマリア」。とても素敵な演技でしたが…さすがに疲労の限界がきているのではないでしょうかね。どうも…淡々と技をこなして淡々と身体を動かしているような演技。プログラムも平凡。今まで見て来たショーでは荒川さんの動き一つに怒濤の歓声が上がったものですが、今回はワリと普通の反応。そしてなんとなんと…スタオべが起きなかった。。彼女がプロとしての正念場はまさにこれからなのでしょうね。がんばって欲しいです。

他にもアニシナ/ペイゼラ、ソコロワちゃん、真央ちゃんと、とても素敵な演技がありました。ただ、ちょっと記憶が曖昧になってしまって…ごめんなさい。
あと、フィナーレがとても良かったです。これについてはまた明日。あと他にも色々とまだ書き足りないこともあるので…。


とりあえず一気にここまで書いた。ロクロク推敲もしていないので…変な文章だし、誤字脱字が激しそうだけども。今、書いておかないと忘れちゃいそうなんで。。
後から全然違うことを思うかもしれませんが、とりあえずは見たてほやほやの感想でした。