行ってきましたCanadian Championships(4)感涙の道化師

次ぎはエキシビションの道化師。
あの姿を見たときには…もう本当に大感激しましたよ。ジェシカちゃん達の演技中だったのですが、おもわず隣のRommieさんに「ど、、ど、道化師!」と、見入ってるところを邪魔してしまいました(すみません!)
いや、写真でみるよりもずっとずっと可愛く、身体のラインがとても美しいのです。

最初のポーズから…最後のフィニッシュのポーズまで、本当に圧巻の演技でした。エキシ用に手直しされていて…おそらくマリポサガラで滑ったというバージョンに近いのではないかと思うのですが、華麗なイーグルが入っていて…もう胸がしめつけられそうになるほどの美しさでした。
心が震えるとは…こういうことかと。
これも細かい感想を言うのは野暮かな。
ただ一言で、このプログラムはこの日の為にあったのかもしれない…と。…ってそういえば…カルガリーワールドのエキシでも…私はそんなことを書いたかもしれない…なんてボキャブラリーが少ないんだろうか(汗)
感傷的に…今季の苦しみはこの滑りの為にあったんだと…この苦しんだプログラムは…こういう形でこそ完成する作品だったのかと……そう思わずにはいられないほどの…圧巻の演技でした。




この日のエキシ、(1)でも書きましたが、なんというか…やはり客層が競技のときとは違っていて…誰の演技でも演技終了後にしか拍手が起きない…という感じが続いていました。かなりノリのいい音楽でも…どこか寒い感じの会場で*1。パチパチと拍手が起きるのはジャンプと派手なリフトのみという…司会のシェイリーンとビクターには反応するのに、肝心の選手の演技には反応が薄いという…。そんな観客席の感じで…こんな感じじゃ道化師にはどういう反応になるのだろうかしらん…とちょっぴり心配していたのですが、そんな心配は全く無用の…感嘆のスタオベ。
マチュア選手で一番大きなリアクションを貰っていたジェフでございました。…当たり前といえばそうなのですが、若いチャンプ達との格の違いをまざまざと見せつけた……ジェフの負けず嫌いが炸裂していたのかも(笑)
そういえば…今回のフィナーレも…全員でぐーるぐーると円を描いていたわけですが、そんなちょっとしたところでも抜群のリズム感のジェフでした。

実はやはり私は…男子フリーの後はもう疲労困憊というか…色んな思いが溢れて心がぱんぱんになって疲れ果てたというか…。その後も色んな楽しいことがあって、心から笑いつつも、それでも心の奥のすみっこにはどこか悲しいような思いを引きずったようなところがありました。しかし、そんな陰気な思いも、何故だかジェフの道化師を見た後には全てきれいに消えてしまっていました。

*1:そう感じるのは…私が最近の日本のショーでの熱い観客に慣れてしまっているからかもしれませんね