行ってきましたCanadian Championships(3)FS ジェフのあと一歩の何か

さて、お次はアララトでつれづれ雑感…。こちらは…気迫に満ちた演技だったよう感じました。パトリックが素晴らしい演技をして凄まじいスタオベもあったし*1、前日に素晴らしい演技を見せたディフェンディングチャンピオンの最終滑走に…会場は盛り上がります…これはもちろんジェフにはプレッシャーになったとは思いますが、でも、なんだろう…カナダの観客は…ジェフのさらなる良い演技への期待に満ちた歓声。東京のとき「この雰囲気で滑るのは気の毒…がんばれ〜」…って感じとは随分と違っていたと思う。
ジェフの演技は素晴らしい気迫に満ちた演技で…今季のアララトの中ではもちろん一番の演技でした。今季まったく良い演技ができてなかった中で、パトリックのあの演技の後で、大変なプレッシャーがあったと思いますが、それなりにまとめることができた演技だったと思います。GPシリーズの頃のジェフなら東京のときのように大崩れしていたのではないかしら…。
去年ならば…この出来でタイトルは守れていたでしょう。でも、今年はそうはいきません。今回のナショナルはジェフには4連覇がかかっていました。カート・ブラウニングは4度のナショナルタイトル*2を持っています、カートと同じ数のタイトルを得るにはそれ相応のハードルが用意されているものなのでしょう。4度のタイトル保持者になるためにはあと一歩の何かが足りなかったということ。
この…あと一歩の何か…僅かの点数の差なのですが、ちょっとしたことで少しづつ取り逃している点が積み重なったものです。ここのところのジェフにはこういうことが多い。ビッグジャンプの課題はもちろんですが、こういった細かい部分の課題もどこまで克服することができるか…ワールドのアララトに期待したいです。

それにしても、ここ何年もエマちゃんとジェフでタイトルを争ってきて…エマちゃんが棄権した今年にジェフがタイトルを8才年下のパトリックに奪われるということに…なんとも感慨深い思いがしました。とにもかくにも…目の前で新しい時代の幕が開いたという感じに…感無量でした。

*1:このスタオベ…パトリック君の前の滑走のメイビー君のあまりにもアレだった演技への欲求不満のようなものも影響も若干あり…と思った•汗

*2:こちらはワールドタイトルもですが…