行ってきましたCanadian Championships(6)祝 パトリック君のフリー

………全米女子が…衝撃の結果なんですが…。

さて、まだまだ続くよ、カナダ話。

パトリック君のフリー。
もうこれこそ…今は言うべきことは何もない…って感じです。本当に素晴らしかった。
それに尽きる!


最終グループは1番滑走のショーンが素晴らしい滑りを見せて、このまま盛り上がっていくのか…とおもいきや…フェドール・アンドレーフ君がちょっぴり消化不良の演技を、次ぎのヴォーン君も…やはり消化不良というか彼の場合はトリプルアクセルが決まるか決まらないかで印象が全然違ってしまう。そしてその後のメイビー君の…あちゃーな演技で…会場の微妙な「餓え」のような空気が出来上がっていたように感じました。それがパトリック君のパーフェクトな演技でいっきに満たされたような…なんというか感激を爆発する場を待っていた感じ。そんな感じのスタオベ。もう最後のストレートラインステップでは若干スピードが落ちてしまっていたのですが、パトリックの笑顔は爆発していて…もう「がんばれ!がんばれ!」な感じで…最後のスピンに入ったときかから総立ちに…凄かったです。

この四季、生で観たのは2度目。1年前のNHK杯は…すってんすってん転びまくって…すっぽ抜けまくって…もう本当にあちゃ〜な演技だったものですが…それがこうも見事なパーフェクト演技を見せるようになったとは…まだ17才の選手には使いたくない表現ですが、非常に感慨深い思いがしました。
パトリック君の四季……演技中に何故か吹雪が見えてくるというか…彼もまたここがリンクの上であることを忘れさせてくれる、リンクの背景を変えてしまう力があるように思います。
もちろんまだ17才のパトリック君には、ジェフが見せるような凄みはありませんが、17才ならではの、直球な感じのひたむきさが、ぐいぐいと心に伝わってくる演技でした。

演技後の腕を振るわせながらもガッツポーズと…はちきれんばかりの笑顔と…感無量でした。
あの歓声、天国のコルソンコーチに届いたよね。