やっと見た4CC 男子 テレビ観戦(Jsports)雑感…まずは…ジェフ

解説は樋口豊氏。……やっぱりフィギュアスケートを見るのはJsportsに限る。実況と解説の方々から競技への愛と選手達への敬意を感じるもの。残念ながら日本の地上波でやっている番組にはこの競技への愛と敬意を全く感じられないので…。

先にジェフについての雑感。

SP「アディオスノニーノ」…衣装が素敵だ。前の衣装も悪くなかったけど…あまり披露する機会がなかったとはいえ、やはり昨シーズンのプログラムに戻したわけなので…こうして見た目のイメージを変えるのは大事。なによりも前よりも素敵になっているし!!!…この変更は嬉しい。
解説の樋口氏は「ウォームアップでは調子が悪そうでトリプルアクセルが一度も決まらず、跳ぶ前からスリップしてしまっていて…これは大変だろうなぁ…どうするんだろう…って思ってました」…というようなことをおっしゃってました。本番では…見事にあっさりと…いつも以上に華麗にトリプルアクセルを決めてしまったという(驚)
ジェフはこのグループで2番目の滑走だったのですが、この滑走を待っている時間にいったいどういう境地に辿りついたのだろうね…。…ジェフにしかわからないこと…いやジェフにもよくわからないことなのかもしれないね。
そうそう、ステップですが…ストレートラインに入るタイミングがかなり遅くなっているので…どうしても「曲に遅れているように」感じてしまう。…サーキュラーのレベル4獲得でステップを増やしているせいもあるけど、、すでにサーキュラーに入るタイミングも遅くなっているような。。。で、ナショナルの演技と比べると…ルッツの後のスピンに使う時間が長くなっているのではないかな?…どうかしら?このスピンは、ナショナルではレベル3になってしまったスピンね。これを今回はしっかりとレベル4とれているので…このあたりナショナルのことをふまえてしっかりと直してきたのかなぁと。…こうして取り損なった僅かな点がつもって結果としてはタイトルを失うことことに繋がったわけだし…。

個人的には…やはりナショナルで見たものインパクトがありすぎて…特に…サーキュラーとストレートラインの繋ぎの部分のかっこよさは…目の前でで見て圧倒されてしまったので…、この4CCのバージョンはどうしても違和感をおぼえてしまうけど…これを最初に見ていたら…それはそれで「素敵!」って思うであろう私だとは思う(笑)
そうそうスピンはやはり速度が戻ってきているようで…嬉しい。樋口さんの解説ではありませんが、曲想にシンクロしていてなおかつレベルをとれているので…なによりだ。

FS「アララト」本当に素敵な…そしてとてもハードなプログラム。この衣装もとても素敵。テレビでの映像からの印象では、ぐっと荘厳な感じのプログラムになったような感じが。…生で見るとどんな感じなのかしらね…これも見ておきたかったなぁ…。
後半の崩れ方はスタミナの問題なような感じを受けるかな…。ストレートラインステップの後の繋ぎの部分に入れていた変形イーグルをやめたのはそのあたりのこともあるのかなぁと。
と、ジェフのスタミナのことはナショナルでも感じたことなのですが…さてさて。
ワールドではジェフの描きたい世界をもっともっと完璧に具現化できるコンディションが整うことを願ってます。

それにしても、膝スライド→黄色い歓声→ニヤリやら、キスクラでスコアを見てのすっとんきょうな声といい、それにまったく動じないバーケルコーチといい、楽しいフリーでした(笑)


今回の4CC、出場して本当によかったですね。ワールドではこれほど高いPCSが出るかどうかはわかりませんが、…不調な中でもできるだけのことをやって…それが順位に反映されたこと、それがモチベーションにもたらす影響は大きいのではないかな。順位って、どんなに本人が納得できる内容であろうとも、また…どれほど本人比で進歩してようとも、他の選手がもっと良い演技をすると…結果として…下の方の順位になってしまう。どれほど「結果より内容」と言ったところで…自分自身の納得度があまりに順位という結果から離れてしまうと…モチベーションの維持が難しくなりかねないのでは…と思っていたので。



そうそう、今回は帯同しているのはバーケルコーチのみでしたが、…この不調な中でのこの結果…やはりバーケルコーチさすがだわ…と。
そして今回の衣装は…どうやら久々にジェフママのお手製のようですね*1
バーケルコーチのみの帯同とママのお手製衣装、…Back to Basics…の4CCでしたね。
今年のワールドはナショナルチャンピオンとしてでなく、ただのカナダの代表として滑る。初心に戻って…だ。
GO JEFF GO!