やっと見た4CC エキシビション テレビ観戦(Jsports)雑感…まずは…ジェフの道化師

パリ〜ニースが始まりましたね。現在の問題の件についての栗村氏の見解に大きく頷きまくりました。
それにしても…新しいジャージやら…名前が変わってしまったチームとか…馴染むのにまた時間がかかりそうだわ…。

さて、フィギュアスケートはいよいよ…ワールドが迫ってきております。ワールド前に…できるだけ多くの録画物を消化しておきたいところですが…なかなか…厳しい。

ということで、4CCの感想を。競技の方の男子雑感も途中まで書きかけているのですが、、先にジェフのエキシの方を…。

手を振ってニコニコ顔で登場……黄色い歓声がとぶ中で自分の役割をよくわかってらっしゃる(笑)
今回はグローブをつけてないですね…。あの衣装はグローブがあった方がより道化師っぽい感じがうまく演出されていてよかったと思うので…ちょっぴり残念かな。でも、グローブをつけていない方が…ジェフらしい感じがするね。
構成はところどころ変えてきている。一番目立つ部分では、ナショナルではイーグルを見せてくれたところがイナバウアーになっている。これもとっても素敵だわ。ジャンプは乱れがちで、終盤にはちょっぴりバテたようなものを感じさせる動きもあったり……やはりあまり良いコンディションではなさそうでしたが、、、解説の杉田氏の言葉をお借りして「さすがの演出力」のジェフでございました。

やはりデヴィッド・ウィルソン氏はジェフの魅力を本当によく知ってらっしゃるのだろうなぁと…。25才になった今でもかわらぬ独特のかわいらしい雰囲気と…笑顔と…あっけらかんと突き抜けた明るさと、そしてどこか思索的なような…ストイックな大人の雰囲気と……今のジェフの魅力がてんこ盛りの作品。
競技用としては断念することになってしまって、ウィルソン氏もジェフも…とても残念なことだったでしょうが、私はこの作品が競技のポイントに縛られる事なく…心のままに描けようになったであろうことに…感謝したい気持ち…。

私はナショナルから帰ってきてすぐの興奮状態の感想で「このプロはこの日の為にあったかも」というようなことを書いたものだが、あの日の「道化師」は…本当にあの日にしかありえなかったであろう作品。本当に未だに…しつこく思い出してはあの時のように心を震わせてしまう。…ジェフがタイトルを守っていたら…また全然違う「道化師」になっていたでしょうし、私もまた…違う感情で見ていたことでしょう。結果論の感傷的な言い方になるけど、、ジェフがこの作品を完成させる為には、タイトルを失うという…大きな喪失感を味わう必要があったのだろうと…と、そう思えてしまったほどだ。
この4CCの「道化師」もきっと、国際大会で初めて優勝した思い出の地と、熱い観客と、そして嬉しい結果などがあったからこその味の作品なんだろうなぁ。現地で見られた方、、いいなぁ。テレビの画面では…やはりこの作品の凄みを伝えるのに限界がある……。って全てのフィギュアスケートの作品に言えることなんだけどね…。

彼が次にこの道化師を披露するのは…いつになるかはわかりませんが…できれば…ワールドでごにょごにょ……さてさて。

何かの機会に日本で披露してくれることがあるといいな…。


それにしても……魂こめた演技で…指先を震わせながらのフィニッシュに圧巻…と、テレビの前で吐息をついていると………リプレイでは盛大によだれ飛ばしているジェフで…やっぱりジェフはいつでもジェフ。