大ちゃんと織田君のこと…つれづれ

織田君のモロゾフ組入りと、大ちゃんとモロゾフの師弟関係解消。とても驚きました。
織田君といえば、そうです、ジェフと同じバーケルコーチに師事しておりました。私のブログではバーケル組のスケーターを追っておりますが、織田君のことはほとんど書いておりません。織田君に関心がないからというワケでなく、単純にカナディアンではないことと、織田君は「関大」の看板背負っているスケーターというイメージが強いから、このカテゴリーに入れていませんでした。ジェフのことを「アイスキャッスル」のスケーターだとイメージしないのと同じような感覚です。

今回の件、織田君とモロゾフ氏の双方の意志の一致があれば、彼らが師弟関係を結ぶことを誰も止めることはできない…ですよね。モロゾフ氏が織田君を指導してみたいと望み、織田君もモロゾフの師事をあおぎたい…という。事実だけではいたってシンプルな話。大ちゃんに残された選択肢は、その状況でもやはりモロゾフ氏を必要としそこに留まるか、出ていくか…の二つ。
でも、先にいた方の教え子が、日本男子のエースが、去年のワールド銀メダリストが、ランキング一位の選手が、、何故そのような状況に追い込まれることになるのか、正直理解に苦しみます。

大ちゃんが当事者から何も聞かされていなかったことにはとても胸が痛み、怒りも感じます、もちろん、事前にそれを打診するもなにも、それを打診されたところで、おそらく大ちゃんの返事は「NO」であっただろうとは思うのですが、しかし、それでもモロゾフ氏は大ちゃんの「NO」を受けてから「それでも織田君と一緒にやってみたい、織田君と契約する」そういう順番であるべきなのではないの?それに…云々かんぬん…と、心の中に次々と負の感情が沸き立ってきてしまった。


でも、大ちゃんはとっくに前に向かって進んでいる。
http://www.kansai-u.ac.jp/sports/message/takahashi/

実に清々しいエントリーですね。
過去のいきさつは全てプラスのエネルギーに変換させることででしょう。
大きな器の持ち主。
大ちゃんの気持ちはスケートファンの心にもくすぶりかねない負のエネルギーをも優しく浄化してくれたのではないでしょうか。


と、ここまで書いていたのですが、
織田君の方のブログも更新されましたね。
http://www.kansai-u.ac.jp/sports/message/oda/2008/05/post_4.html
彼なりの正直な言葉なのでしょうが、「素晴らしい師弟関係を壊してしまった事を本当に後悔しています」という言葉にはひっかかりをおぼえてしまったのも、私の「今」の正直な感情。
しかし、彼の本業は文章*1ではなくスケート、織田君のこれからのスケーターとしてのありようが彼の決意を見せてくれることでしょう。その時に私が「あのとき意地悪なことを思って悪かった」と思えるスケートを見せてもらいたい。
06年NHK杯@長野のときのようなハイレベルの熱い戦いを楽しみにしたい…楽しめるときがくるといいなぁと願ってます。

*1:実際に、文章で自分の思いを書くのはとても難しい、誤解を生みやすい。こうしてずっとブログを続けており、織田君よりも年をかさねている私もいつでも「難しい」なぁと感じながら書いている