World Championships 振り返り つれづれ(4)

今週末はいよいよパトリックの海外ショーデビューでございます。
http://www.festaonice.com/
これほど豪華な面子が揃ったショーに出演するのは初めてのことではないでしょうか。国内でもまだ大きなショーには出演したことはなかったですものね。

パトリック君、世界選手権でも大物の片鱗を見せてくれました。
ジュベール君の後に滑ったショートプログラムの、あの落ち着いた滑りに脱帽。PCSはあまり伸びなかったけど、今季一番の演技だったのではないでしょうか。プログラムとしてはちょっぴり難解すぎるというか…私にはその世界観が最後までピンとこなかった。…衣装や髪型のせいもあるかもしれない(笑)でも、この飲み込みずらいプログラムを17才の選手が最後まで挑み続けたことに大きな意味があるのではないかしら。ショートだけの成績は7位ですよ、最終グループのあの6人のすぐ下!!
フリーではトリプルアクセル2回に挑んできましたね。ナショナルでの練習では、一度目のアクセルにも…本当に苦労していて、2度目のアクセルを入れる予定のところでも何度か挑んでいたけど、タイミングがとれないようで…何度もシングルになって、一度も3回半まわることができていなかった。あれから2ヶ月でとにもかくにもプログラムに入れるところまでもってくることができた。ノーカウントをやらかしてしまったけどね(汗)
最終的な結果は9位。素晴らしい世界選手権デビューになりました。

ワールド後のいくつかの記事によると、やはりジェフとパトリックは本当にGOOD BUDDIES!なようで、ジェフはパトリックのめんどうをよくみてくれたそうで(笑)また、表彰式後にジェフとパトリックがぎゅーっとハグしていたそうで、それはそれは可愛らしい光景だったと、JB.comにそのようなレポが上がってましたね。

今季の結果としては、パトリック君がカナダチャンピオンに、ジェフが世界チャンピオンに…このブログとしては本当に万々歳の結果になったわけですね。…そういえば、カナダナショナルのときのパトリック君のエントリーに「祝」マークをつけなくっちゃ!←やはりタイトルを失ったジェフの方への思い入れが勝っていて、パトリック君の「祝」マークのことを忘れておりました。すまん。


17才という最年少でカナダチャンピオンの座についたパトリック君、2年後に自国開催のオリンピックをひかえて、それはそれは凄まじい期待を背負うことになると…心配しておりましたが、、、なんとなんと、ジェフが華麗すぎるほどに復活したので、パトリック君はもうちょっとだけノビノビした立場でいられるようになったのではないかな。
でもね、ジュニア時代の同級生達も素晴らしい演技を見せてくれて、特にボロノフ君、、凄かった!!キャリエール君も小塚君も恐ろしい程の堂々とした演技で…本当に驚きました。
このジュニア同級生達、それぞれに自分のことだけでなく、それぞれに来季の枠のプレッシャーもかかっていたことだろうに、、みんな強いのよ〜!うん、もういつまでもノビノビとか言ってらない…かな。
パトリック君は一時期は一番リードしたかのように思われたけど、最終的には追いつかれ…また並ぶことになった。これからも彼らとはずっと闘っていくことになるのだろうね。
それにしても、彼らが今の上位グループを一掃するときがくるのはそう遠いことではないかもしれないなぁ…なんて思ったりしました。ソルトレイクの最終グループとトリノの最終グループがプルさん以外がらっとかわってしまったように。でも、今の上位グループは旧採点から新採点への転換期を乗り切ってきた方々だもの、ちょっとやそっとじゃそのポジションを譲らないよ〜!



そんなパトリック君のナショナル後のインタビュー映像↓(棚こうさん、ありがとう〜私もまだゆっくり見れていない・汗)
http://www.japanskates.com/interviews/PatrickChan/PatrickInterviewPhotos.htm