行ってきました モリコロ THE ICE(5)ジェフつれづれ

あれから1週間。時間が経つのが早い〜。レポが終わってないのですが、先につれづれ雑談を。

このモリコロでは本当にジェフの幸せそうな様子を見ることができてひたすら嬉しい。
彼がこれほど満たされたオフシーズンを過ごすのは初めてのこと…か、いや、これほど最高の結果は初めてだから、当然初めてのことだろうけど。
最初のワールド銀の時は、早々にトリノへの準備をしなくてはならないので浮かれている場合ではなかったでしょうし、翌年、トリノのシーズンが終わったあとのオフシーズンははそれなりに*1幸せ色だったのでしょうが、あのときはすでに背中に問題が起こっていたのですよね。せっかくの嬉しい期間にその痛みやその原因がわからない不安などを抱えていたのかも…などと思うとね…。…正直なところ私は過去にトリノ銅がジェフのキャリアのハイライトかも…と思っていたところがあるので、ジェフがその嬉しさを存分に楽しむことが出来ない身体の状態であったならば、ちょっぴり切ないような…などと勝手に思っていたことがありました。(現に秋にはオリンピック銅メダリストとして嬉しい気持ちで出演するショーを3つほどキャンセルすることになってしまいましたしね。)

ジェフはあとひと月もすれば26才になる、本当にこの競技としては高齢*2のチャンピオン。苦しいときを乗り越えてきたからこそ訪れた今の幸せを存分に謳歌してちょうだい!アマチュアを続けバンクーバーを目指す以上は、今まで以上の厳しトレーニングを積まなければならないのでしょうし、背中の痛みは今でも常時気をつけていなくてはならないのでしょうし、またこれからも精神的にピリピリと追いつめられるような時だって何度もあるでしょうし。でも、だからこそ、こんな嬉しいシーズンオフがあって本当によかった。競技人生においてこれほど幸せなオフシーズンを過ごせることは滅多にあることではないもの。この幸せ者め!

それにしても、モリコロの4公演全て一度もミスせずの素晴らしい質の演技を見せながらも、決して「チャンプの演技を見せちゃる!」みたいな必要以上の気合いのようなものは全く感じさせずに、ごく自然に自信に満ちあふれて、余裕があるというか、本当に自然のテンションで、観客いじりも自然に余裕!とにかく気持ち良さそう〜に滑って、ただそれだけで鳥肌モノの美しさで…どこか空恐ろしいような気すら…。つくづく…凄いスケーターになったものだと…。
…過去日記読み返すと、見るたびにそんなことを書いているわ、いや、本当に見る度に素晴らしい進化を遂げているように思うの(ファンの欲目もおおいにありますけどね、はい、いいんです、ファンなので)…
いい時も悪いときも含め、ジェフの進化していく様をリアルタイムで追えているということ、これからも追えること、それが何よりも幸せかな。そのことをあらためて実感したモリコロでした。


次に生でジェフの姿を見る機会があるならば、たぶん戦闘モードのとき…。こういうジェフの姿を見ることも…当分はないか。…いつまでも「笑いが止まらん顔」されてちゃ困るって、…でも、まぁそれでもいいか(笑)

*1:カルガリーワールドは結果も内容もよろしくなくかなり悔しい部分もあったでしょうが、それでも4年に一度というOlympicの銅メダルの嬉しさの方が圧倒的ではないかと

*2:こらこら…