グランプリファイナル（6）フリーの日（其の壱）
先に男子フリーの感想を書いてしまいます。。全種目書きたいけど、時間が。。。なので。あと、女子については最後の真央ちゃんの演技ってよりか、優勝って結果に全ての印象がぶっとんでしまったので、何を書いていいやら。
まずは私にとってメインの男子の記憶が薄れないうちに書き残しておきます。。
男子フリー
結果
http://www.isufs.org/results/gpf0506/CAT001RS.HTM
http://www.isufs.org/results/gpf0506/SEG002.HTM
フリーダンスが終わり、製氷タイム。そろそろ選手が出てくるかも。。と、スタンドの一番前から眺める。。お、、まずは織田君がうろうろと出てきたわ。なんだか16才ぐらいに見えるのよね、でも、実はもう18才なのよね。次はあの青い衣装でエマが登場。。ほ、ほそい、、脚、長い。そんでひときわ目立つ髪の色のジェフ、ひときわ目立つ衣装のランビらがウロウロと。大ちゃんはナショナルチームジャージを羽織っているのでよくわからない。そんなこんなでそろそろウォームアップ開始か。シーンと静まるリンクに向かい、うぐいす嬢と私は手を合わせて祈りを捧げました、かなり真面目にです（アホか・笑）
ウォームアップですが、やはりランビがまん中を陣取りクルクルスピンを、素晴らしい。そして、みなさんスイスイピョンピョンと、、しかし、、、ジェフがダブルを連発している気がする、、ふ、不安、、そんで、トリプルアクセルでついにスッテーンをやってしまった。。。あぁ調子悪そう。。つられるように他の選手たちもステーンって。。。あぁおそろしい。波乱のフリーになってしまうのでしょうか。。
そして、競技開始。
エマニュエル・サンデュ
あのフシギなガクガク震えポーズから始まる始まるエマの世界。ジャンプはありゃりゃ〜ってことになってしまったけど、楽しい癒しの演技。誰にも似ていない、彼にしか作れない世界。際立っております。今回は残念な結果になってしまったけど、彼のように自分の表現したい世界をしっかりもっている選手はほんとうにステキだ。。オリンピックではミラクルをお願いします。。
織田信成
最初のアクセルがシングルに、、NHK杯でもここで転倒しているのよね、うーん、ちょっと腰がひけてしまったのかな。その後のコンビネーションも3-3までは頑張ったけども、最後のループはシングルに。動きが悪いワケではないけど、いつもの勢いが足りない感じか。そろそろノビノビできる時期から卒業なのかも…。これからが正念場。まだ全日本がある。がんばれ。。
高橋大輔
音楽が鳴りはじめる、助走からなんとも心にグッとくるスケートをするのだろうか、この人は。攻めに出ましたよ〜、4Tだよ、しかし、残念ながら転倒。あぁ、、こっから立て直せるのか、コワイわ。。次は3Aの次がダブルになってしまったけど、OK！動きに迫力があって、しかも官能的。トリプルアクセルとルッツがあぶなかったように思えたけど、でも根性！なんとしてでも降りる！！って勢いがGOOD!
すみません、サルコウを降りたあとは見ているこっちはもう何がなんだか…大興奮。最後のステップ、そしてスピンとあぁ、もう感極まりました。終わった瞬間にうぐいす嬢が絶叫、私も絶叫。煩くて、てけてけちゃんもTさんもさぞ驚いたことでしょう、すいません（汗）
ジェフリー・バトル
今季*1まともに滑れていないフリー。すっごく心配。不安を煽るかのように、ジェフのお靴にトラブル発生、ブレードのネジを締め直しているとことで開始が遅れる。。あぁそんなぁ、集中力が途絶えてしまうよ。。いやいや、事前に異常に気が付いて良かったのよ！！さて、OKらしい。競技スタート。キュッキュッって脚を慣らしつつ、リンクをグル〜っと回ってから中央へ。音楽がかかり、片足でスイーっと滑りだす、この動きだけで彼の世界が出来上がる。最初は3Tにしたようだね、次の3A-3tでは3AはOKだったのだけど、セカンドのトウループがお手付き〜。そして見せ場のイナ〜イーグル〜そしてコンビネーションジャンプ。いつもなら3-3-2or3-2-2でくるところを3Lz-2tに。その後もジャンプはすべてグズグズ（涙）スピンも安全運転しすぎじゃないのか〜ははは。でも、表現力、スケーティングが今までの選手達よりも一つ高いレベルと言う感じかな。
このプログラム、なんというか、シニアデビュー以降、彼が滑ってきた様々なプログラムの集大成だと思うの。今までのプログラムで培ってきた彼の魅力が全て詰まっていると思う。上手く言い表せないのだけども。彼の今まで努力が透けてみえるというか、アスリートの孤独というか、芸を極めようとする人が生きている限り続く果てしない苦しみ、そしてその向こう側にあるものは？それを模索しつづける姿のようなものを…、ジェフの演技からそういったものをぐーっと感じてしまうのよ。私は彼を応援しているから、かなり見る目がすっごく甘いのだけどね。。
とはいえ、おいおい、そろそろパーフェクト演技をお願いしますよ！！今回は靴のトラブルのというアンラッキーだったのかもしれないけども。こんなにジャンプが入らないのいかんでしょ！！
ステファン・ランビエール
トリプルアクセル〜あぁやっぱり転倒、、派手にやってます。。でも、4-3は危なかったけど降りました〜。しかし、動きが良い、キビキビと元気いっぱいで、勢いが気持良い。サーキュラーステップでの「ぴょん！」って跳ねるような動きがとてもツボなのだ。まだこのプログラムでは「深み」のようなものは感じられないけど、軽快な動きが余裕を感じさせ、貫禄いっぱいの演技だった。今までは男子はトップ8ぐらいまでは横並びで、誰が優勝しても、誰がビリでもって感があったけど、このラインからランビが一つ飛び抜けてしまったかなぁと。ランビとその他のファイナリストとでは持っているパワーが違っている気がするわ。ここにジュベールがいたらどうなっていたのかなぁ。。
と、ともかく燃え尽き、そしてホッとした男子フリーでした。
まだまだ色々と書きたいことがありますが、これもまた後ほど。。
*1:今季に限らずだけども・苦笑
