ジェフ、応援しているよー。元気を出して!!

思わぬスタートというよりも、どこか心の中で予測していたスタートだったりも*1
せっかくなのでこの機会に・・・どういう機会なんだよ・・・ジェフの演技を初めてみた頃に感じていたことについて書いてみる。

私が初めてジェフを見たのは01-02シーズンのNHK杯。なんと素敵に滑るのだろうと、そしてなんとカワイイ選手がいたものだと。そしてラッキーな子やなぁと。そのラッキーはその後の4大陸でも発揮。・・・今思うと別にラッキーでもなく基礎がしっかりしているからこその結果だったんだよね。
長野の世界選では生でジェフの演技を見る機会に恵まれた・・あの美しい「ラストエンペラー」そして癒しの「ジェルソミーナ」の生の笑顔の迫力に心を鷲掴みされてしまった。
特に印象的だったのはショートプログラムの日。滑走はGroup4の一番滑走。メロディーにのって緩急のあるスピン、美しいスパイラル・・・音にのって奇麗に踏むスケート。本当に素晴らしかった。その後に続く選手の演技の間もしばらくは「ラストエンペラー」のメロディーとジェフのスピンの姿が頭から離れなかった。
このGroup4にはジュベールランビエールもいた。そしてこのグループの後の最終グループは歴史的な素晴らしい出来でして、全員がクワド入りでパーフェクトでそして最終滑走ヤグディンという、そりゃすっごい日だったのだ。この日で一番印象に残った選手はもちろんヤグなのだけども、でも、最終グループで滑っていないジェフの演技が何故か帰宅してからも頭の中でグルグルと。
しかし、それほどまでに印象的だったのだけども、でも、だからといって将来すっごい選手になるに違いない〜とはとても思えなかった。なぜならその時すでに19才。プルシェンコと同じ年。今の大ちゃんあたりと同じ年。この年齢でトリプルアクセル*2がやっと・・って選手はとてもトップ選手にはなれないだろうと思っていた。トップに立てる選手はもっと若くして4回転ジャンプを降りていたりする、そしてもっと早くにシニアにあがっていたりするのが当たり前って思っていたので。

低迷した時期もあったけども、新採点導入とともに頭角を表してきて、ついに昨シーズンはグランプリファイナルで2位、世界選で銀メダル。そしてこのトリノにメダル候補としてやってきた。本当におどろきの展開だった。うん、ここまでの選手になるとはとてもとても思ってなかった。

ジェフはもう23才・・・次のオリンピックまで競技を続けているかどうかわからない。だからこそ明後日のフリー「サムソンとデリラ」に今まで培ってきた力の全てを出せますようにと、心から祈ります。

私は今回の五輪SPの不出来には文句を言ってしまったけども・・・。ジェフがこのオリンピックの最終グループでフリーを滑れること、とても嬉しく、そして感慨深く思ってます。

ちなみに・・・ジェフの敗戦の弁はこちら↓

記事その1
記事その2
今シーズン一度も失敗していなかったこのショート。この結果は悔しいよね・・・。

*1:不吉なのでリンクしなかったけども、公開練習の画像でスッテーンってヤツがあったから・・ね

*2:跳ぶ前から腰がひけてしまっていて、女のコのゴム跳びのように「えいっ」って感じの跳び方だったよ・・・今はフォームがキレイになったよね