ジャパンオープン(4)エキシビション第一部

何故だか急遽決定したエキシビション公演ということで、発表になった当初は後出しジャンケンされたような、足元を見られているようななんともいえない気分だったのと、あとこの14日の夜はジロの最初の本格的山コースだったもってこともあって、チケットを買うかどうが随分と迷ったものです。CSOIのレポなどをチェックしているうちにどうしてもジェフの「High」が見たくなってしまい、おそらく、エキシではこれを滑るのだろうと、ならばこの機会を逃してなるものか、、あぁでも、14日はテレビの前でシモーニさんの応援をしなくては・・・と、でも、、やっぱり今回だけはごめんよ、シモーニさんということでエキシのチケットも購入することになったわけです。今になるとね、シモーニさん、本当にスマンって気持ちにもなったり(涙)明日からは皆勤賞で応援します。

でもでも、エキシを見て本当によかった〜!!


オープニングナンバーが豪華でとてもかっこよかった。そろっての練習なんて僅かな時間しかしていないだろうに、、それでも、なかなかかっこよいものを見せてくれていましたわ。さすがだね。

まず、第1部のトリをつとめた方の演技が私にとって号泣もんの感動演技だったものでして、ちょっと他の方の記憶がぶっとんでしまってます。滑走順もちょっぴり曖昧です。
最初は浅田舞ちゃんの「アランフェス」はとてもキレイな演技でした。今の日本女子は凄いよね。全日本で表彰台に上がれないレベルの選手でもここまで見せる演技をするなて、さすがです。
次は渡辺・木戸組、お昼と同じ演目だったけども、衣装が違っていましたね、夜バージョンの方が素敵でしたね。
シズニーもコルピもなかなか可愛かった。そういえばコルピは宇多田ひかるの曲でしたね、なかなか新鮮でした。
で、男子

エマニュエル・サンデュ

やはり「Like I Love you」でした。ほんと踊りまくりで、かっこよい!スケートよりも踊りが好きに違いないです。が、アンコールではしっとりとした演技でしたね。やはりスケートも素敵だ。キレイで色っぽいイーグルで魅了。本当に素敵でした。

高橋大輔

噂の「ユアン・マクレガーのボーカル入りロクサーヌのタンゴ」です。す、すごい迫力。情熱的だ。あれほどアクの強いボーカルが入っているのに、スケートがそれに負けていないです。観客を圧倒するような何かがあります。アンコールではノクターンの一部分を、これはちょっぴりフラフラになっていたような(笑)そりゃ、あれだけ情熱的に滑った直後だもんね。

ジェフリー・バトル

待ってました!!「High」ですよ。あぁもうほんと素敵だ。リズムよく、しっとりと、そしてキレがあって、巧み。音にのってキレイに踏むスケートに緩急のあるスピン。そして、やわらかいグリーンの照明の中でのイナバウアーは、すーっと駆け抜けて、そしてすーっと手をのばし、すーっと、羽を広げるかのような・・・とてもとても美しい絵を見ているような、ここがリンクの上ということを忘れてしまいそうな瞬間でした。
そしてアンコールは「sing sing sing」これ、やっぱりショー用の照明の中ではいっそう雰囲気が出るね。最初のスルスルスル〜って下がっていくところから思いっきり「ショー」の幕が上がった〜て感じ。・・・これね、アンコールだから、最初のコンビネーションを降りたあたりで終わりかと思ったのですよ、そしたら、なんとなんと、フルで最後まで滑ってくれたのよ!!
一つ一つの動きによってジワジワジワジワと盛り上がっていく感じがたまりませんでした。ステップも競技バージョンよりも観客との呼吸に合わせてあるような感じになっていて、ひとつ踏むたびに見ているこっちの心が高揚してくるような感じでした。観客への直接的なアピールもばっちりで、汗をふく仕種やら、あと、いつものジャッジ側飛びこみ笑顔と、、ほんと、すばらしいショーマンっぷりを発揮でした。
スタオベしつつ涙が止まらなくなってしまった。オリンピックまでのこと、オリンピックのこと、そして、あの世界選手権のこと、、色んなジェフの姿を思い出されて、、ほんとに素晴らしいスケーターになったね、もう泣けて泣けて。ありがとう!


怒濤の第2部へ続く。