スケートカナダ(5)男子フリー(地上波放送を見ての雑感)

ステファン・ランビエール

まずはまさかの第1グループで滑ることになったランビエールですが…彼のチャンピオンとしての存在感はしっかりと伝わってきました。すばらしい実力だと思いますし、たしかにフリーでの巻き返しは素晴らしいと思うのですが、演技としてはショートの時の方が新プロということもあって新鮮でずーっと良い演技のように感じました。GPシリーズの最初の方というのは全体的にいつも出来が悪いものなので、ランビエールの今回のこの出来とこの結果には特にどうのこうのは思いませんが、ライバル達が新プログラムに挑んできていますからね、そういった意味において少々色あせて見える演技でした。NHK杯では新しいプログラムを見せてくれるかな?

ショーン・ソーヤー

地上波デビューかな?衣装は…昨シーズンのを改良というか、両脇に青く色を塗ったものなのでしょうかね。アート・オブ・ノイズの曲の感じをうまーく出していてとても素敵な演技でしたわ。彼はとても小さいのだけども演技がとても大きく見ていて気持ちが良いです。ジャンプの着氷はあいかわらずのアレですが(汗)

高橋大輔

キャンべルの時にはどうにも散漫な印象を受けたこのプログラムですが、今回は衣装も出来上がってきたということもあって、その世界が見えやすくなってきました。あの衣装とっても素敵だと思う!
ジャンプがメタメタになってしまったけれどもキャンベルの時よりもずーっと仕上がってきていて、確実に大ちゃんのものになってきているような印象を受けました。特に「マスカレード」の部分のサーキュラーステップから「ポイントオブノーリターン」の部分を使った中間のジャンプパートまでのところ、すばらしく素敵ですね。その分、体力的にとてもキツイところなのでしょうね。
どうか世界選で完成版を!すごく期待しますよ!!!

ジョニー・ウィアー

結果としては…いつもと同じような…って言いたくなってしまったのですが、でも、とっても気合いの入ったプログラムで、アニシナさんの思いとジョニーの意欲を強く感じさせるものだと思いました。
失敗してしまった部分ですが、流れるようにずーっと続くステップの後のループ→ダブルアクセル→スピンのあの流れのあたりは上手く決ったらとってもかっこいい部分なのだろうなぁと思いました。
しかし、このプログラム…これはそうとう体力のいるプログラムなような…これも大ちゃんのプログラムと同様に「走りっぱなし」のプログラムなような印象です。これを滑りこなし自分のものとして表現するのはとても大変だろうけども、がんばれ〜!
そうそう、少々気になったのですが、少し姿勢が悪くなってませんか?気のせいかな?なんか雰囲気がサボイに似てしまっているので、そのせいで、姿勢まで似てしまっているように思えるのかもしれませんね(汗)

とりあえずここまで。