行ってきましたNHK杯(3)パトリック・チャンのフリー

パトちゃんのフリーについてです。ただね、このフリーの日はね、色んな意味でね、なんというか、滑走順がね、最終滑走者が大ちゃんであることがね、私とU嬢を凍りつかせているというか*1、、おたがいにネガティブなことは口にしまいとして、妙な沈黙状態の中ではじまりました。
さて、赤いカナダジャージを着たパトリック君の姿、ウォームアップ開始を待っております。そしてはじまりましたウォームアップ。ルッツやフリップのコンビネーションは奇麗に降りております。そして「四季」の中で私が大好きな部分、ルッツのコンビネーションの後のすーってワンフットで滑るところなど、やっぱり素敵だ。そしてそして、ショートプログラムの時とは反対側でのトリプルアクセルを〜回れない〜転倒〜コーチのところへもどる〜挑むのを昨日と同様に繰り替えす。しかし、今回は降りられず。最後はタイミングだけ確認してウォームアップ終了。
パトちゃんは4番滑走。登場。
そういえばランビエールが棄権していたのですよね、ランビエールのファンの方にはこの四季のメロディーを聴くのは辛かったかもしれないですね。私はあまりにもエリックでのパトちゃんの「四季」をリピートしすぎていたので、何も感じずにすんだのですが、事前の予習がなければやっぱりランビを思いだしちゃったかなぁ。
出だしはかなりの力んでしまったかな、スケートの音がちょっと目立っていたような。でも、なんとも大らかな滑りというか、伸びやかな動きです。軽やかなで動きに奇麗なカーブを描くスケートがとても素敵なのだ。最初のフリップのコンビネーションは大きくきれいに入った〜!次はアクセル〜トリプルで行くのか〜行った〜派手に転んだ〜。次はトリプルルッツ〜やっぱり構えかたが可愛いと思う、奇麗に決った。サーキュラーは丁寧に、スピンもとても奇麗。イーグルはポジションがまだまだ感はあるのですがとっても魅力的です。そして3ルッツ2トウ2ループのコンビネーション、あぶなかったけどもなんとかまとめて、そして私のとっても気に入っている部分、すーっとワンフットで滑る、そのポーズがとっても素敵なのだ。そして後半のジャンプパートへ…だけども、ここからが…はははは(泣)体力的にこのあたりが大変なのだろうなぁ。最後のフリップをスリップしたように転倒したときには一瞬だけ諦めのような表情が浮かんだような気がしたけども、ストレートラインステップ、そしてエリックでは転倒してしまったスピンをしっかりと丁寧に。大きな拍手です。演技終了後はやはりがっかり顔かな?でも観客にはすぐに笑顔です。丁寧におじぎをしてキスクラに引き揚げていきます。スクリーンにうつされると明るい元気そうな顔でおどけてみせたりしております。かわいい。
演技全体としてはちょっとスピードがなく、堅かったのではないかなぁと思いますが、でも、どこかスケールの大きさを感じさせる演技でした。本当に先が楽しみです。
今回はPCSは6点台にのぜることができなかったけども、まぁディダクション3でこの点数は素晴らしいと思う。ジャンプ以外でしっかりと点数を取っている。あれ、某ナショナルチームキャプテンと同じだね(汗)
初めてのシニアグランプリサーキットを無事に終えることできて良かった!エリックで5位、NHK杯で7位と、素晴らしいデビューだったと思います。このシニアGPデビューのシーズンに生観戦をできて本当に幸せだ〜。
パトちゃん、おつかれさま!カナダナショナルで3位に入れるといいなぁと…いや、さすがにそれは難しいかな…。

次はやっと普通の観戦雑記へ
続く。

*1:本当のことでなのですがU嬢の指先が氷のようにキーンと冷たくなっているではないか(驚)