いよいよ世界選手権…つれづれ(3)

昨日のパリ〜ニースコンタドール君のキュートなまゆ毛に心を鷲掴みにされました。あとレベリンを熱く応援する栗村氏に激しくシンパシーを感じましたわ。たしかレベリンとシモーニさんと栗村さんって同じ年令ではなかったかしら?がんばれオヤジ達!


と、今はまずは世界選手権ですよ、これが終わったら…ロードに集中してきたい〜!あっという間にジロの季節ですしね!

さて、今季はメダルの期待どころか優勝の期待がかかっている日本男子。日本選手はカナダ選手とは違ってホームでの試合に強いですぞ。かなりイケルのではないかなぁと。
ただ織田君はフリープログラムを「ミッションインポシブル」に変更したのですよね、織田君に合っていそうな感じがしますし、ウィルソン氏がこの曲をどういう風な味に作ったのかと、楽しみでもあります〜。これが吉とでると良いですね。ただ私は、以前のフリーをとても良いプログラムだと思っておりました…なんというのかなぁ…振り付け師デビッド・ウィルソンの味が強く出すぎていない、織田君の滑り込み次第なテイストが期待できるプログラムだったと思うのだけどね。ただしそれ故に難しく、パーフェクトに滑ってもどこか空虚な感じのする演技だったかなぁと。キャンベルやスケアメでの演技はとても新鮮で素敵だったのだけどなぁ。
滑り込みの浅い新しいプログラムをいきなりワールドにぶつけるのは一か八かの勝負よね。ヤグディンは2000年のワールド、直前でフリープログラムを「トスカ」に変えてタイトルを守ったけど…あれはプルシェンコの自爆に助けられたかなぁという印象なのだわ。ヤグの「トスカ」は良い演技でしたが、個人的にはラリックトロフィーの時の「ブロークンアロー」の方がずーっと素晴らしい味わい深い演技だったように思いました。なんというかなぁ…ワールドのトスカはやっぱり滑り込んだ味に欠けるというか、少々上辺だけの表現になってしまっているという印象でした。また2005年ワールドではランビエールがフリーを「キングアーサー」に変えてきて優勝したけど、これもまたランビエールにしては印象の薄い演技で…ヨロ選の時にすべっていたフィリップ・グラスの「トゥルーマン・ショウ」の方がモダンで独特の味のある演技だったように思いました*1。ただこの時も本命のジュベールが大自爆をしたのでしたな。
プログラムってやっぱり滑り込んで作り上げていってナンボだと思うのだわ。滑り込んでこそその音楽とその振り付けがその選手独自のものになると思う。ただ勝敗はそういうワケではないのよね…。ライバルが新しいプログラムを用意している…というそのことだけども相手にとってプレッシャーになったりすることもあるかもしれないかなぁと。そのあたりどういう結果になるのか非常に興味があります。
プログラムに対して一ファンがどうのこうの思おうが、PCSはジャッジがつけるもの、順位を争う競技だもん。織田君の溌剌とした演技を期待しております。

*1:ただ、まぁランビエールはその前の年もフリーを変更しているけどね…この時もとても素晴らしい演技だったけども、少し味わいが足りなかったかなぁ…そのあたりが3位のリンデマンとの差でもあったかもなぁと