つれづれに…

なんとか元気が出てまいりました。
会場でお会いした方々、楽しい時間をありがとうございました。ご心配をかけてしまったようで…もうしわけありません〜。
ジェフも今頃はかなり元気を取り戻しているのではないかな。とても強く賢い人だから。すぐに大好きなツアーCSOIがひかえているもんね、今年も思いっきり楽しんできてください。一昨年はワールド銀のご褒美ツアーだったね、去年はトリノ銅のご褒美ツアーで、今年は…うーん、怪我からの復帰ご褒美ツアーってこと!今年もきっと一つは新しいナンバーをつくるだろうから…楽しみだな。たぶん一つはアディオスノニーノを使うと思うんだけどなぁ…どうかな?
今夜はまずロシェの応援をしなければいけないしね、がんばって応援してね、キャプテン!


さて、昨日のことを少々。
正直なところ、昨日は男子フリーが開始されてからずーっと心に鉛があるよな…そんな思いで観戦していました。私はスケート選手の中ではジェフに対して一番思い入れを持って応援しておりますが、複雑なことに…大ちゃんのファンでもあるので、大ちゃんのメダル、さらに欲を言えばチャンピオンも望んでおりました…これはフィギュアスケート競技のファンとしての純粋な思いです…私はスケート選手の個のファンでもあるけど、フィギュアスケートという競技そのもののファンでもあるので。でも大ちゃんがどんな滑りをするか、どんな結果を出すか、それがその直後のジェフの滑走にどれほどの影響を与えるかと…それを思うととても複雑で苦しかったです。
私はNHK杯も生観戦しているもので、あの場がどういう状態になるのかあるていど予測ができていました…。ジェフもそれを想定済だったような発言をしていますね、そうでしょうそうでしょう、バーケルコーチはあのNHK杯をよーく御存じでらっしゃるから。
大ちゃんの演技後のすさまじい花とすさまじい嵐のような歓声と、点数出せ手拍子とコールされる高得点、そして再び絶叫ともおもわれるほどの歓声、一人黙々と精神集中するジェフ、そしてそのジェフをフェンスから身をのりだして見つめるバーケルコーチ、それは胸がつまるような…私の安っぽい表現ではとても言い表すことのできない光景。見ているのがとても辛く、でも、とてもとても美しい光景だった。私はそれを見つめつつ必死でバナーをふりまわすだけでした。あの場にいたジェフファンはおそらく皆同じ思いだったのではないでしょうか。
ジェフはコンペが好きだから、スケートが好きだから、トレーニングが好きだら、だから怪我を克服してここまでやってきた。そのジェフに神様が用意した場所はあまりにも過酷な場所でした。それでも、ジェフなりに神様からの難題を真正面から受けとめ全力で答えを出していたと…そう思うのです。
12月にやっとレギュラートレーニングに戻ることがジェフがショートで2位になった、それだけでも凄まじいことなんだよ。痛みと闘いながらも必死で克服してきたトリプルアクセルを降りて、ミスせず滑った。フリーではクワドにも挑み、なおかつトリプルアクセルを2回ともためらわなかった。アクセル以外のトリプルは全てしっかりと降りた。今年の11月頃にジャンプをシングル、ダブルからやりなおしていたことを思うと、本当にすばらしい結果なんだよ。

私はジェフに対しては「この悔しさを糧に来年こそ」って言葉を使いたくないのです。もちろん、今までのジェフに起こった様々なことが現在のジェフを作ったのだから、だからこの経験もきっとジェフの人生の大きな財産となることでしょう。でも、今季のジェフの怪我ではありませんが、スケート選手の寿命はとても短い、『この経験』が『競技の世界』で生かされる時間があるのかどうかなんてわからない、それほど過酷な競技だから。だから「今」を讃えたいのです。

今、私の頭の中に鳴り響くのはアディオスノニーノ。フリーでのジェフの姿があまりにも心の残ってしまっていて、このフリーでの姿ばかりがこのワールドの記憶に残ってしまそうなので、まだ頭の中にアディオスノニーノが鳴り響いているうちに、ショートプログラムの日のそのことについて書いておきたいな…。
そうそう、その男子ショートプログラムですが、ロードレースファンではおなじみNacoさんが日記でジェフの演技の美しさにうっとり〜と書かれていた。
http://masciclismo.web.infoseek.co.jp/index.htmlのサイトのこちらの日記↓
http://masciclismo.web.infoseek.co.jp/diary/diary.html(3月21日付け)
ロードレースファンの方の日記にジェフやランビ君の名前が出てくるとそれが些細なことであってもすっごく嬉しくなってしまう私でした。