GP Skate Canada(4)ジェフのSP 「I Pagliacci」

JB.comにさっそく動画があがっているので、ゆっくり堪能しました。やっぱりライブだと…見ている方も緊張してしまって、しっかりと味わえてないものだわね…印象が違ってる部分もあります(笑)
ということで、何度もじっくり鑑賞。で…いつものようにお花畑まっしぐら。
出だしの部分が本当にかわいい!音と一緒に弾けて飛び出してくるようです。身体全体そしてエッジと氷のタッチが、音の余韻までにシンクロしているようで、もうこの部分だけでどんぶり飯何杯でもいけますよ!
最初のコンボは…すでに4回転を入れる練習をしすぎているからでしょうか…なんだかタイミングがあまり合ってないような感じを受けました。ジェフのフリップのコンボは…いつももっと音とドンピシャで舞うのですがね。
次の動きの、猫の手のポーズで…すーっとカーブを描くところ…深いカーブと優しいタッチとエッジのキレが…もうたまりません!!
アクセルは…いい感じで踏み切っているように思うのですが…バランスを崩してあぶないあぶない…けど降りた〜。そのままの流れでフライングシット…ジェフのフライングの着氷はとても優しく体重を感じさせないので…気持ちいいのだ。
そしてサーキュラー、もう、ここ!!!!!私の余計な言葉はいりませんね!…私が見たいフィギュアスケートのステップはこれなの!これだけ強いメロディーでもジェフが滑るとジェフの為のメロディーになる…なんと優美に滑る人なんでしょ…。魂が遥か彼方にトリップ……ですが、、ですが、うっとり〜な時間はここまででありました(汗)……なんでこんなところでつまづくの〜いきなり現実にひきもどされましたがな(泣)
脚にバテがきていそうな感じはするけど、でも、次のルッツに気をとられすぎのミスのような感じもしないでもないですね。どこか痛めたりしたことが原因でなくてよかったと思っておきます。でもそのようなケアレスミスをすること自体に、この時点であまりいい状態にもってくることができなかったことがあらわれてしまっているような気がします。
ストレートラインステップは…こうして見直してみると、中盤以降はなかなか動けているかな…でもジェフならもっともっと魅せられるはずだと…。サーキュラーと同じメロディーを繰り返しているのですが、でも…ジェフの見せたものはサーキュラーで見せたもとのは違う。なんだろ…この感じ。正直なところ、モニタリングキャンプでの演技を見たときには…フリーならまだしも、たった2分50秒のプログラムの中で、これだけ有名なメロディーを2回繰り返して両方ともステップにしてしまうのは…どうなのかしら…?と思わないでもなかったですが、このスケカナの演技では、まだ未完成ながらも、ウィルソンとジェフの意図するものが見えてきたような…感じることができたような…気がします。表現力の部分でもかなり意欲的でチャレンジなプログラムになっていると思いましたわ。

さてさて…キスクラでは…まぁいつものような様子で…微笑ましい3人ですね、アルチュニアンコーチの方がやはり余裕がありますね…彼の方はより客観的に振る舞えるのでしょうね。毎度のことながらこういうときのバーケルコーチは…腫れ物にさわるかのようで…心労がたえませんね(笑)
残念な結果と内容でもあるけど、今シーズンのジェフの、クワドをマスターすることだけでなく、やはりプログラムの芸術性のさらなる開拓にもなみなみならぬ意欲があることを確認することができて、とてもとても嬉しくなりました。
テレビの放送が待ち遠しい〜。