行ってきましたCanadian Championships(9)ちょっと一息…つれづれ雑感

実は私、国内選生観戦というものは初めての経験でした。全日本を生観戦したことはありませんし。
それぞれの国によって雰囲気は違うとは思いますが、、、やっぱり、GPとは違う独特の雰囲気があるかな…体育会の香りがします。いいもんだなぁ…。

今回はジュニアの試合も見たわけですが、もうほんと…下の方のグループで滑る子達は…衣装もプログラムに使う曲の音源すら…お手製…って感じで、なにかとても暖かい気持ちに。そして、ジュニアといえども…上位の方のグループは、それなりに衣装も見栄えのするものを着ており、プログラムも凝ったものを滑っておりました。なんだろう…出られただけで嬉しい…って感じの選手達と…ここがステップの一つである選手達…とでもいいましょうか。なかなか興味深いものがあります。
そう、ジェフもノービスやジュニアの頃から…ずっと…毎年毎年…この舞台に立ち続けているんだよね。
ジェフの記録は…97年のノービスで7位、98年のジュニアで2位*1!そして99年からシニアへと。2002年に初めて表彰台に乗り、2004年に大失敗し代表落ちし、2005年にチャンピオンになり、そして今年タイトルを失い……ジェフの沢山のドラマを見てきたナショナルなんだなぁ。

今回のこの観戦、自分でもすごく不思議だったのですが、、とても平常心で観戦しておりました。フリーの時も、いつもは…祈るような気持ちになるジャンプも、あくまでもプログラムの中の一つとして…なぜかすんなり見てしまっていました。自分でも本当に不思議なことなのですが。ジェフが負けてもいいって思っていたわけではありませんよ、もちろん、どんなときでも「勝て」です!!!でも、それでも、何故か…この会場を包む空気が…「楽しめ!」と言ってくれているような感じがしたのです。なんだろう…会場で感じる…ジェフが観客にとても「愛されている」空気のせいなのかもしれない。ジェフはとても人気がある選手なのですが、でも「人気がある」という表現をするより「愛されている」という表現がぴったりはまる感じなのです。
昔のように、まだフィギュアスケートについてこんな風にネットで記事を読んだりしてなかった頃のように、伊藤みどりちゃんの演技を点数とか気にせずに…ただただ楽しんで見ていた頃のような…その頃の気持ちを思い出した観戦でした。

私はブログ上で…ジェフについてあれこれ、…つい、わかった風に書いてしまうことがありますが、、、ジェフのあの圧巻の演技を見てしまうと…やっぱり…私は何ひとつ…ジェフリー・バトルという人について知らないのだろうと………。演技の内容や結果、ウェブ上の記事や…文字で書かれた軌跡、それらから知り憶測する「ジェフ」のことなど…、ジェフの演技そのものの前には…何の意味も持たない。
私にとって…ジェフという人は、私が長野で見たあの時から、今までに彼が見せてきたフィギュアスケートが全てなんだと、これからも彼が見せるフィギュアスケートが全てだと、、、あらためてそのことを自分の心に確認できたような気がします*2


とはいえ…演技や結果からあれこれ想像し憶測して語りあうのも、ファンとしての競技の楽しみ方の一つなので…これからもああだこうだ書くと思います(笑)

*1:おっと、ここでフェドール君は6位だったのね、この頃あたりからなのかしら…ズエワさんに振り付けしてもらいずらくなったのは…

*2:このブログのプロフィールにはそんなことを書いてあります…