行ってきましたCanadian Championships(10)ジェレミー・テン君

次は去年のジュニアチャンピオンのジェレミー君。
フリーがデヴィッド・ウィルソンによる「リトル・ブッダ@教授」ということで、私としては…ツボつきまくられコンボなので、楽しみにしていた選手です。
映像で見た感じよりもずっとずっと小柄な選手。お顔も、オフアイスで何度か見かけましたが、写真や映像で見るよりもずっとかわいいです。前髪はやっぱりどっかうっとうしい感じだったけど(笑)
ショートプログラムは、もう演技そのもの記憶が薄れてしまっているのですが……なんとか記憶に残っていることを。
練習で何度も何度も確認し跳べていた最初のコンボで転倒、私が見ていた限り、練習中は全く失敗していなかったジャンプなのですがね…。それがやはり本番ってものなのでしょうね。なにしろ彼は8Rinks*1でトレーニングしている選手なので、応援がとにかく熱かった!コールされたときの、あのグループの中ではひときわ大きい歓声に、mapleさんが「こ、これは、、ジェレミー君にはまだプレッシャーになるだけかも…」ってなことをおっしゃっておられましたが…たしかに…たしかに…そうだったかも…。。。
演技後もすごく沢山の拍手を貰っていたジェレミー君でございました。

そしてフリーの日の朝練、この日も、びゅんびゅんと練習しております。体重軽そ〜!って感じ。

で、フリー。
ショートでは失敗した最初のルッツのコンボをしっかりと綺麗に降りました。その後は、ちらほらジャンプミスもあり、終盤はちょっぴりバテたか…って感じではありましたが、、なかなか見ごたえのある演技でした。あの美しい音とともに何か心に響いてくるものがありました。

なんかね、やっぱりところどころに…エマさんを見て憧れて練習してきたんだろうなぁ…って思わせるものがあるんですよね。演技中のちょっとした瞬間に「ハッ」とエマさんを思い出させるところがありました。もちろん、具体的には…一つも似てないと思うんです、エマさんの演技はやはりバレエを本格的にやってきた人のみが可能な型破りの美しさで、、ポジションや間の取り方、ジャンプ、かなり違いますが、、でも、やっぱり、エマさんから多くの影響を受けてきたのだろうなぁ…というものを感じさせるジェレミー君なのでした。……エマさんで、この「リトル・ブッダ」を見てみたいもんだなぁ。。と、エマさんがとても恋しくなったりもした私でした。
エマさんは会場に姿を見せていて、スポンサーのお仕事でしょうか、サイン会がありました。そのサイン会を知らせるアナウンスに会場からひときわ大きな歓声があがっておりました。エマさんもまた、競技に出てきなくても、観客からずーっと愛されている人なのです。

あ、、ジェレミーくんについてのエントリなのに、エマさんの話になってしまった。
そうそう、彼の次の滑走は同門のゲイリー・ウォン君*2だったのですが、キスクラをさがったあとも、バックステージ入り口あたりにいて、ウォン君に拍手して応援していた姿が印象的でした。

ジェレミー君はジュニアワールドの出場権を獲得、放送される順位で…お願いしますよ!
彼もトリプルアクセルの壁があるのですが…、同門には4-3-3の年下レイノルズ君がいますからね…追いつけ追い越せで……がんばれ!
まずはジュニアワールドを楽しみにしてます。

*1:http://www.icesports.com/Burnaby_HomePage.ashx

*2:これがまた素晴らしくナイス演技!