ジロ・デ・イタリア 2008 ついに最終日

今年は観戦つれづれ雑感メモを全く書けておりませんね(汗)なにかと多忙ということもあるのですが、やはり今までずーっと続いていたドーピングスキャンダルのせいで競技に夢を見るのがちょっぴりツラくなっていおりまして、少し俯瞰の目というか、あまり熱血にならずに淡々と見て楽しむ方が楽かなぁって……なんというか、熱い感想を書き残す気持ちが失せていた部分もあります。
でも、やっぱり見ているとね、胸の熱くなるシーンでいっぱいなんですよね。前半のベッティーニヴィスコンティの素晴らしい師弟関係やら、いつのまにかおじさんっぽい顔になっていた可愛いセッラの大活躍とか、ベテランフォイクトの魂の走りとか、、イケメンベンナーティのやっぱりイケメンな活躍っぷりっとか、調子がいいのだか悪いのだかさっぱりわからなかったディルーカ様はやはり今年も主演男優賞とか、、やっぱりロードレースって素晴らしいなぁ。
シモーニさん、今年もしっかりとマリアローザを狙ってきたのですよね、苦手なタイムトライアルを克服して臨んできたんだなぁって…。山でアタックが見られないどころか早くもちぎれてしまうことが多かったけど、でも、平地TTと山岳TTのあの素晴らしい順位、、ファンとしてとても誇らしいです。19ステージではついに力尽きてしまったか、ついにマリアローザ争いから脱落。ここ何年も最後の最後までジロを盛り上げてきたシモーニさん、ここの大きな勝負所で早々に遅れる姿にはとても感慨深いものがありました。でも、嬉しかったのはディルーカの為に仕事を終えていたサボルデッリがそっと押してくれたこと……じわーんと涙出てきた。2005年のジロ、最後の山場だった19ステージ、ディルーカシモーニVSサボルデッリマリアローザ攻防戦のことを思い出すわ*1。バーチャルでシモーニマリアローザが移ったのでしたよね……結局あぁ無念の28秒!!…つくづくランプレというチームでさえなければ…と、2004年と05年のことについては恨み節…でもまぁ本人の性格の招いたことだろうけどさ(苦笑)。シモーニさんはなにかと不運も多かったし、シモーニさん側から見たら「裏切られたこと」ばかりのジロだったかもしれない。でも、去年のサウニエルデュバルという素晴らしいチームといい今年のSerramenti といい、チームの規模は小さくなっていったけど、一丸となって頑張れるチームに囲まれて最後のジロを走ることができて本当に良かった。サボルデッリのように、かつてのマリアローザが去年のマリアローザの為に大奮闘する姿もとてもかっこいいと思うし、その姿には鳥肌たつほど感激しましたものですが、でも、シモーニさんの場合は最後まで「俺様」で走る方が「らしい」と思う。


さて、いよいよ最終日です。
http://www.cyclingnews.com/road/2008/giro08/?id=stages/giro0821
ミラノまで28.5kmの個人タイムトライアルです。最終日をタイムトライアルで迎えるのは2003年以来かな?そうあのときはシモーニさんが「苺ポッキー」のような全身ピンクないでたちでしたね(笑)→http://www.bikesportmichigan.com/reviews/arione/simoni1.jpg

マリアローザの行方は、コンタドールかリッコか…でしょうか、二人の差は4秒ですよ!!!!ブルセギンとペリゾッティが2分をひっくりかえすのは厳しい…よね?でも最後まで何が起きるかわからない!
私としては…
……生意気な小僧のリッコを応援気味でございます。がんばれ!!