新書館 WFS No.35
すごーく早く届いてびっくり。NHK杯の会場が先行だろうと思いこんでいたもので。
今回は田村明子女史のインタビューが多く、かなり読み応えがありました。
正直なところ、過去に田村さんの捉え方には偏りが激しいなぁと感じてきたことも多々なきにしもあらずですが、日本のフィギュアスケートは他スポーツと比較して、まっとうなジャーナリズムがないも同然だと感じることが多いので…田村さんの存在はとても貴重だと思っております。
ただ、もう何人か…別の視点を持った方々も揃えばもっと良いと思うのだけれども。
- 作者: ワールド・フィギュアスケート編集部
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2008/11/26
- メディア: 大型本
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まだ入手されてない方々も多いでしょうから…
ジェフのインタビューはとても感慨深いものがありましたわ。
当たり前のことだけど、漠然と、ジェフの発言は現役選手としての言葉ではなくなった…と、私はそう感じました。本当に未練のない…スイッチの切り替えが早いというか…そういうところがいかにもジェフ…って感じを受けました。
ジェフが現役時代ならば決してそう言わなかったであろうこともありで*1、そうしてあっさりと率直にそう言えるようになったことに、ジェフの内側からみなぎる自信と、そして、やはり彼はもうファイターではない境地に辿りついたのだなぁ…と*2、そのようなことをあらためて感じることができて、なにやら爽快な気分になりました。
ショー活動については "やはりジェフならそうだろうなぁ" と思えるものがあり…勝手に先のことまで思い巡らせて泣きそうになってしまったけど…。
とても気持ちの良いインタビューでした。
一期一会…あなたの滑りを見られる"今"の幸せを大切にしたい!
あとはパトリックにジョニーにエヴァン君などなど、かなり興味深いインタビューです。
パトリックはまだ17才だけど…17才とは思えないしっかりしたことを語っております…いやまだ17才ゆえかもしれない…かな(笑)。これもとても気持ちの良いインタビューでした。
あと、ステファン君の引退についての、ジェフとジョニーのそれぞれの答えが興味深かった。
今回は買いで正解でございました。