Jeffrey Buttle Artist Book Chapter TWO

こんなバトル見たことないっ!
http://www.tvlife.jp/book/jeffreybuttle/


……たしかに、ファン歴が比較的に長い方に分類されるであろう私も、こんなジェフ見たことないっ!

いやはや、想像していた以上に素晴らしい作品でした。
どういうルートの企画なのだかは知りませんが、この企画を立ち上げ携わった方の中には、かなり熱いジェフファンの方がいらっしゃったのではないでしょうか。
ジェフファンの声を代弁するつもりもありませんし、この写真集の感想は人それぞれだとは思うのですが、しかししかししかししかし、私が思うに、これはジェフファンの皆さんのツボを相当心得ている作品ではないかと!……本当に感謝感謝です!

思い出深い過去演技の写真、プログラム名やら、戦歴やら……ページをめくりながら……じわーんとくるものがある。
そのときそのときで私が抱えた沢山の感情、ジェフに対することは勿論だけど、ジェフとは全然関係のない、その当時の自分のことなどがありありとよみがえってきた*1


そして、たしかにこの企画でなければ見ることができなかったであろう、コスプレといいたくなるようなジェフの様々な姿!
私はこれがすごく嬉しかった……というか、自分の単純なミーハー気分で、こんなジェフを見られたことももちろん嬉しかったのだけど、こういった企画は「今」のジェフでないと出来ないであろうものだし、今のジェフにこんな楽しい企画を提案してくれたことも嬉しいな。プロのパフォーマーとして、さまざまな刺激を受けることになったのではないかしらね。


一つの大きなことを達成して、満足して、競技の世界から卒業し、まずはプロスケーターという、一表現者として、新しい世界に飛び込んでいったジェフ。これからの人生にたくさんの可能性を持っているジェフ。スケートというものが彼にとっての人生の核であるのことは決して揺らがないことでしょうが、しかし、彼はまだ若く、これから何にでもなれる……何でもやることができる。そんな「今」のジェフを思いっきり楽しく表現している作品のように感じられました。


インタビューもとても素晴らしかった。
個人的に、そうそうこういう話しが聞きたかったのよ!という感じの、本当にツボをよくご存知な内容でもあった。
そうそう、ジェフとバーケル氏の、一番の思い出のトリノについての「自然にほほえむことができた」という部分。これ、国際映像からのでは放送されていない部分なのですが、NBC版の方では、前の滑走だったジョニーのキスクラでの点数待ち映像の間に、ほんの少し、それらしい雰囲気のものが抜かれておりますよ。バーケル氏からペットボトルを受け取り、美しい微笑みを見せております。

競技の結果やプログラム名などの記述も、充実していて素晴らしい!
97年のザグレブの大会については、私もきちんとした結果を知らなかったので、感謝感謝!!
ただね、プログラムの一覧のところでね、惜しかったのが、" Go The Distance"がマイケル・ボルトンとなっているところかな!これはちょっぴりもったいないミスだわ。ジェフのは、ボルトン氏によるカバーではなく、ディズニー映画の劇中歌まんまの、Roger Bart氏が歌っている方なのよね。ディズニー映画劇中歌を持ってくるという、ジェフらしい選曲のチャレンジだっただけに、このミスは惜しい!!

もしも増刷するようなことがあるのならば直していただきたいなぁ。*2




去年カナダで出した写真集は、引退を発表した直後に撮り降ろしたもので、なんともいえない開放感と惜別を感じさせる作品。私はこのジェフもすごーく好き。そしてこのChapter TWOは、ジェフの今までの思い出と、そして、まさにこれから……という、存分に楽しんでいる「今」の、さまざまなチャレンジを感じさせる「今」の作品。
フィギュアスケート選手が、こんなに贅沢な写真集を二つも作っていただけるなんて、ファンとして本当に幸せっ!ジェフもファンも……本当に幸せ者よね。


まだ手にしてない方は、是非!本当におすすめします!!

ジェフリー・バトル アーティスト・ブック

ジェフリー・バトル アーティスト・ブック

*1:ジェフはこんなに素敵に進化していったのに……私ってほんと全く成長してねー……むしろ退化……というような反省も(汗)

*2:DVDのオープニングの、名前の綴りが間違っているのも