行ってきましたNHK杯(1)ミハル君ーーーーー!!!

行ってきましたNHK杯。現地でお会いした方々、楽しい時間をありがとうございました。本当に楽しく、気持ちの良い観戦で幸せでした!

いやはや、私ったら、ミハル君に完全に目がハートになって帰ってきました。
ジェフが引退してから、こう、なんというか、競技会に対して、どこか遠くで眺めているような感覚が続いていたのですが、ついに熱い応援心がよみがえってきたというか、とにかくこのN杯、燃えたぎりましたわ!去年の代々木のときの低いテンションとは大違いで……自分でもびっくり。ミハル君*1が火を付けてくれたというか。

ぺアもODも素晴らしく、何から書いていっていいやら……トン兄さんが素敵すぎて……もうどうしましょっ!!という興奮状態なのですが、まず、やはりミハル君について、いつものように興奮状態の個人の主観丸出しの雑感なので……例によって支離滅裂だけど、この気持ちを書き残しておきたいので。。。

生で見るのは初めてなので、どんな感じなのか……とドキドキ。
ミハル君はグループ2。
グループ1の最終滑走だった大ちゃんのオーラの余韻が残るリンク、フェンス際に、ジョニー、ブライアンといった、もう立ってるだけでオーラまといまくりのおっさんズ、そしてその中に一際明るい髪の色の人が……わかっちゃいるけど、わかっちゃいるけど、でも、どうしようもなくドキッとしてしまった。*2
だけど、ジェフを思い出させたのは、そこまでだったのだわ。
実際にリンクに入ると……全く似てなかった*3(笑)いや、ジャンプのランディングのポーズだけは似ていると思ったけど。それに、見ているともうそんなこと全く忘れてしまって、ただただ、応援モードに切り替わってしまったので。
ショートプログラムの6分練習は落ち着いていてなかなか調子良さそうに見えたかな。特に目立つわけでもなく、黙々と……という感じに見えたかな。このグループにはアダム君というジュニア時代の同級生ライバルもいるので、それもヨカッタのではないかしらん。
さて本番。直前のアボット君が素晴らしい演技を見せてくれて……会場中スタオベ。もうあやうく魂持っていかれそうになったわ。素敵だったー!……こういう演技の後に……初めてのシニアGPデビュー*4とは、ちょっと大変かなぁ……なんて思いながらドキドキしていたのですが、ジャンプ全部あっさりとおりました!……つ、強い!……ただし、やはり相当緊張していたのではないでしょうか、ジャンプ以外の印象の薄い、とても慎重な演技だったように感じた。アボット君の華麗な滑りの後では、どうしても、動きのすべてが小さく感じられてしまう、スケートがあまり滑っていないように見えてしまう。この演技がグループ1でのことだったら決してそんなことは感じなかったでしょうが、こればっかりはしかたない。あと、やはりプログラムが弱いかなぁ……ジュニア時代に使っていたシングシングシングとほとんど似たような動きが多いなら……ならばいっそシングシングシングでいいのではないかとか……。と、そんなことを思いながらも……でも、考えてみたら、シニアGPデビューしたばかり……十分すぎるほど十分に素晴らしい内容ではないかと。
スコアは、目立つミスがなかったわりにあまり出ない……と思ったのだけど、3コンボではセカンドがダウングレードされていたのですね、レベルのとりこぼしも……、なるほど。PCSは期待値も多いにあるでしょうが、まずまず……といったところかしら。なにはともあれ、十分すぎるほど立派なシニアGPデビューのショートプログラム

次、フリー。
ショートは6位通過だったので、ここでもグループ2で滑ることに。グループ1の最終ボロデュリン君がはけていくと……フェンス付近にキラキラ軍団がずらりと……スター軍団登場という感じ。実際に衣装のキラキラの分量が多いというのもあるけど、それだけでなく、存在がキラキラしてる感じ!ミハル君、あのピンクのベストもキラキラで可愛いー!しかし、しかし、ボトムがイマイチあか抜けない感じなのが惜しいわ。
さて、ここはもう、ジョニーに大ちゃんにブライアンと……スター軍団がすんごいオーラ出しまくりなので……また小塚君とアボット君はスピードが凄いので……まるでワールド最終グループのような雰囲気に。会場の応援合戦も熱い……なんというか、スター軍団はそれぞれ、怪我明け復帰やら、がけっぷちやらで……ファンの熱血度合いもピートアップしていた感じかしらん。すごい熱い会場で。選手からもファンからもものすごい熱気を感じたわ。グランプリでこんな雰囲気になるなんて……日本だけなのではなかしらん。そんな中、ミハル君、大丈夫か……存在感薄いよー!いや、ミハル君が薄いのではないのよ、スター軍団が濃すぎるのよ(汗)おっさんズはジャンプバンバン決めまくり。鳥肌もん。ミハル君はトリプルアクセルが何度もダブルに……なかなか3回回ることができない。4回目ぐらいのトライでやっとクリーンに……ホッ。でも、その後も、他のスター軍団があまりにも凄いので……なんとなくこの雰囲気にのまれてしまっているようにも見える。(実際はのまれてなんておらず、自分のやることを黙々とやるのみだった……のでしょうね)
私は正直なところ、アダムのようにグループ1で滑った方がかえって良いのではないかなぁ……なんて思ってしまっていたけど、でも、それは間違っていたと、そう思い知らされることになったのでした。
さて、どうなるだろうか……と、ドキドキと……私がこれほどのドキドキを感じるは……自分でもびっくり。リンク中央に立ち、演技開始。さて、最初のアクセルーーーーーコワいーーーーって大きいーっ降りたーっ、詰まりぎみだけどセカンドも付けたー!!!次、フリップーっこれも大きいー!と……もう次から次へと……華麗に舞い上がる。振付けもどことなく可愛いー!そして二つ目のアクセルーーーーーー!きゃーーーーーーーー!!大きいーーーーー!美しいーーーー!!ここらあたりで大興奮状態で……なにかなんだかわからなくなって……昇天(笑)

このプログラムはなかなか素敵なのではないかしら。……もちろん欲を言えばキリがないけど、でも、今のブレジナ君の身の丈に合ってるというか、今の時点でいわゆる有名振付師の影響を受けてなくてヨカッタというか、素材の味をそのまんま見せてくれるプログラムでいいなぁ……と、とても気持ちの良い演技だった。

演技終了後、感極まったように喜んでいる姿がとても可愛かった。会場はスタオベ!

上手くなるには練習しかないけど、強くなるには競技に出て経験を積むしかない……本当にそうだとつくづく思った。この中で戦った結果を出したこの経験は大きな財産。
……でも、これも難しいもので……この財産というのが……次からは余計なプレッシャーになったり過剰な欲となったり……これらすべてを飲み込み昇華を繰り返し……今のおっさんズのようなオーラまといまくりの存在になっていくのだろうね。
次に日本で滑るときには、きっとブレジナ君のバナーもいっぱいあがるようになっているのだろうな。


さて、シニアGP2戦目のスケカナでは、どうなるかしらん。同じ年のパトリックとぶつかるのよね……ふ、複雑だわー!!!
って……私ったらすっかりと……チームカナダファンの裏切り者になってるような……これじゃ愛しの元キャプテンにも申し訳ないような……いや、もちろん、J10君もチピアー君も応援しました……が、元気無かったよー(涙)このあたりはまた後ほど。




さて、諸事情でエキシを見ずに戻ってきているのが恨めしゅうございますが……だけど、だけど、ミハル君、彼はきっとスター選手になるにちがいないので、これからきっときっと、日本のショーなどに出演する機会もあるでしょう(真壁さ〜ん、DOIあたりに、是非!!)。


それにしても、N杯効果ってかなりあるのね。Michal brezinaミハル・ブレジナ*5での検索が急増中!!ちなみにこのブログの過去一番のヒットはトリノのときのジェフリー・バトル、そもそも友達とやりとりしているような感じのひっそりブログなので……あまりの恥ずかしさにたじろいだもんだ……。
このブログのミハル君のデビューは2007年の10月9日→http://d.hatena.ne.jp/kasumi151/20071009/1191920989

*1:あと、トリノ最終G出身のおっさんズ

*2:……これね、ご本人がジェフファンだというのが有名で、きっとなにかととそのことを言われることが多いだろうし、彼はもう無名なジュニア選手ではなく一人前のひとつの個性を持ったスケーターなので、あまりそういうことを重ねられるのは気持ち良いことではない時期ではないかしらん……なんて思ったりもするで、、なので、そういう目でばかり見るのはよくないとわかっているのだけどね、つい、フェンス付近のあの一際明るい金色の頭に……JICや東京ファイナルの頃のジェフの頭を思い出してついドキッとしてしまって……ごめんね〜ミハル君。

*3:悪い意味ではありませんよ

*4:まぁより大きなコンペのユーロですでにシニアで闘ってきている経験があるけど

*5:カタカナの表記はどれが一番一般的なのかな?日本のメディアはミハエル・フジェジナとかあったりとかもするし。はてなのキーワードがまだ出来てないなら、作っておこうかと思ったけど、カタカナ表記をどうしよう……と、躊躇してしまうわ